Christian Eriksen Inter 2021Getty

エリクセンの将来巡りインテルが声明…現状でプレー可能なリーグへの移籍も視野?

インテルは28日、デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンの今後を巡り、公式声明を発表した。

エリクセンは、デンマーク代表の10番として出場したEURO(ユーロ)2020のフィンランド戦において意識を失い、一時的に心肺停止となったが、素早い処置により一命をとりとめた。現在は回復しているが、不整脈による突然死を防ぐために皮下に植込み型の除細動器(ICD)を装着している。しかしICDを半永久的に装着することになれば、イタリアでのプレー復帰は認められないため、今後のキャリアは不透明となっている。

そんな中、所属クラブのインテルがエリクセンの将来について公式声明で言及した。

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「エリクセンは今シーズンに関し、イタリアの医療機関によりスポーツ活動が一時的に禁止されている。しかし現状の選手の健康状態であれば、イタリアで適性検査を通過できなくても、他の国において検査を通過し、競技を再開できる可能性がある」

このため、復帰のシナリオについてイギリスやオランダ、デンマークなど「現在の状態でも検査に合格可能な国外のチームへの選手の放出を進める可能性」がある一方、ICDを外すことができれば「今後、イタリア国内においてもスポーツ適性検査に合格できる可能性」があることに言及した。

ただ、「重大な疾患であるため不確かなものがあり、新たな事実や要素が判明した場合、選手の評価額(約24億円)の下落や損失が生じる可能性が排除できず、金額自体を見直す可能性がある」と補足している。

なお今シーズンに関しては、エリクセンがデンマーク代表として出場したUEFA主催のEURO2020の大会中に発生した事故であるため、「UEFAの補償が適用される見込み」であるとも報告した。

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