スパルタ・ロッテルダムの斉藤光毅は、引き分けに終わったAZ戦を振り返った。
スパルタ・ロッテルダムは2日、エールディヴィジ第24節でAZと対戦した。試合は序盤こそ押し込む時間を作ったが、徐々に相手にペースを握られると、25分にAZの菅原由勢に決められて失点を許してしまう。それでも、後半に入って74分に左サイドを攻略してゴールを奪取。なんとか追いつき、上位を相手に勝ち点1を獲得した。
昨年に負った怪我から復帰して以降、6試合連続出場となった斉藤は、この日も左サイドを中心に精力的にプレー。三戸舜介が代わってからは右サイドでもプレーし、途中交代となるまで90分間プレーした。
試合後、斉藤は「1ポイント取れたのがいいのか、良くないのかわからないですけど、個人的に全然プレーがよくなかったので、悔しいという一言に尽きます」と率直な思いを告白。続けて「自分が思い描いてるプレーがあまりできなかった。結果的に点を取ってたとしても、そんなに嬉しいとはならなかったと思います。それくらい自分の中の感覚的にモヤモヤする感じがあったので悔しいです」と語り、思い通りのプレーができなかったことを悔やんだ。
試合を振り返ると、90分を通して効果的なプレーができなかった。どういった選択を取るかというイメージはあるからこそ、それを表現できなかったことに悔しさを感じている。
「自分が持ったときにサイドハーフが結構早く戻ってきて1対2の状況を作られるような、結構対策もされてたと思うんですけど、自分の体も全然動かなかった。それにビビらず行けば良かったとは思うんですけど、そこにビビっていたというか、ためらっていた自分がちょっとだけいたかもしれない。そこでいかなかった悔しさと、やったときにできなかった悔しさが両方あります」
今日の失敗を再び繰り返すわけにはいかない。再びトレーニングから突き詰めていきたいと斉藤は思いを口にした。
「相手にとってプレー面ですごく”嫌な選手”になりたい。それでいて結果を残すことで、チームにも貢献できるような選手が一番いい選手だと思うので、そこはこだわってやっていきたいです」
今季は怪我もあってなかなか結果が出ていない状況だが、今日の試合を糧に、日々の成長を意識していくことで次なる戦いに向かおうとしている。




