イングランド代表のマーカス・ラッシュフォードが、自身が受けている人種差別発言に対して強い姿勢を見せている。
イングランドは11日、EURO(ユーロ)2020決勝戦でイタリアと対戦した。1-1で延長戦に突入するが決着は付かずにPK戦へともつれると、後攻のイングランドは3人目のマーカス・ラッシュフォード、4人目のジェイドン・サンチョ、5人目のブカヨ・サカが連続で失敗。2-3で敗れてタイトルを逃している。
試合後、ソーシャルメディア上ではPKを失敗した3選手に対する人種差別的な中傷が溢れておいる。さらにマンチェスターにあるラッシュフォードの壁画が落書きされるなど、侮辱行為が行われており、FAやイングランド代表を率いるガレス・サウスゲート監督はこの行動を非難する声明を発表した。
ラッシュフォードは自身のツイッターを更新。長文の画像では、ラッシュフォードがPKを蹴った場面を振り返り「ボールを打ってからのことが頭の中で何度も再生されている。この気持ちをうまく表現する言葉がないよ。チームとしては55年ぶりの決勝戦。そして1つのペナルティ。これは歴史に残るもので、残念としか言いようがない。違う結果になっていたらよかったのに」と失敗の場面が頭から離れないようだ。
さらに「申し訳ないという気持ちを持ち続ける一方で、チームメイトにエールを送りたいと思うよ。今年の夏は、私が経験した中で最高のキャンプの一つとなったし、それは皆さんのおかげです」とチームメイトやファン・サポーターへ感謝のコメントを送った。
またラッシュフォードは、問題となっている人種差別発言についても綴っている。
「自分自身について書かれたものを、期待して読むようなスポーツに成長した。ただ、今は肌の色や育った場所、最近ではピッチの外での過ごし方ついて書かれている」
「自分のパフォーマンスを批判することはいくらでもできる。でも、自分がどういう人間で、どこから来たのかということについて謝罪することは決してない」
