Michael-Owen(C)GettyImages

オーウェン、フランスW杯でのベッカム退場に恨み節「11人だったら勝てたと確信している」

元イングランド代表のマイケル・オーウェン氏は、1998年ワールドカップ(W杯)アルゼンチン戦でレッドカードを受けたデビッド・ベッカム氏に対していまだに「恨み」を感じているようだ。

ベッカムがレッドカードを受けたのは、1998年のフランスW杯のベスト16、アルゼンチン戦でのこと。ベッカムはディエゴ・シメオネを蹴り飛ばした行為で退場処分を受け、一人少なくなったイングランドはPK戦まで粘ったが敗れることに。当時、マンチェスター・ユナイテッドに所属していたベッカム氏は、その行為によって数ヶ月に渡ってイングランドのメディアやファンから大反発を受けることになった。

一方、同大会で母国イングランド代表として一躍脚光を浴び、アルゼンチン戦で見事なゴールを決めたオーウェン氏は、25年経った今でもシメオネがしたことを苦々しく思っているとともに、ベッカムに”恨み”を感じていると『Up Front』のサイモン・ジョーンズ氏のインタビューで明かした。

「まず、ベッカムがシメオネに蹴りを入れたのがレッドカードになるべきだったとは思わない。ただ、それは関係ない。彼はミスを犯した。私の憤りはそこにある。多くの選手にとってワールドカップでのチャンスは一度きりであり、彼は大きなミスを犯した。彼はそれを認めるだろう。それが敗退につながったとも言えるし、それは大きなことだ」

「いろいろな理由から、私は彼の行動に腹を立てている。彼だけが犯したミスであり、彼がやらなければアルゼンチンに勝てたかもしれないと思わせてしまう。 私は11人だったら勝てたと確信している。なぜなら我々の方が良いチームだったからだ。信じられないようなチームだった。だからもちろん、そうなっていたかもしれないと自分でも思うんだ」

オーウェン氏があの場面を乗り越えていないという事実は、退場事件の傷が深いことを示しているようだ。

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