イングランド代表DFハリー・マグワイアは、代表のチームメイトであるジョーダン・ヘンダーソンに対する批判を擁護している。
イングランド代表は13日、オーストラリアと親善試合を行ったが、その試合でヘンダーソンがブーイングを浴びる事態となった。その理由は、ヘンダーソンが今夏サウジアラビアのアル・イテファクに移籍したことと、LGBTQ+の権利をリヴァプール在籍時に支持したこと。そのため多くの批判を浴びることになった。
だが、今週火曜日に行われたEURO予選のイタリア戦では、ブーイングが大歓声に変わることに。近年、同じように批判を浴びてきたマグワイアは、試合後に「正しいイングランドサポーターは選手にブーイングをしない」と語った。
「自国のためにプレーし、プレーに人生を捧げ、自国に良い思い出と特別な瞬間をもたらすために全力を尽くしている選手たち、そしてその選手たちを応援するサポーターや家族にブーイングをするべきではない。イングランドにはトップクラスのサポーターがたくさんいる。デビュー以来ずっと一緒に支えてくれたイングランドのサポーターは僕のことを応援してくれているし、ジョーダン(ヘンダーソン)のことも応援してくれる。ブーイングをする彼らはイングランドのサポーターではないよ」
イングランド代表のガレス・サウスゲート監督もオーストラリア戦後、ヘンダーソンについて「彼が国のためにプレーしているときは、問題は片隅に置いておくべきだ」と擁護。厳しい批判を選手が受ける中、これらの発言によりスタンドの雰囲気は変わるだろうか。
