イングランド代表のハリー・ケインが、今回の代表活動から離脱した選手の数に不満を示している。『BBC』が伝えた。
イングランド代表はトーマス・トゥヘル監督が1月に就任することが決まった中、11月のネーションズリーグはリー・カーズリー暫定監督による最後の指揮となる。しかし、今回の代表選手のうち、選ばれた後に怪我などを理由に9人の選手が離脱。大きくメンバーが変わることになった。
この状況に対し、主将を務めるケインは『ITVスポーツ』の取材に対して「イングランド代表は何よりも優先されるべき。クラブよりも優先される」と語り、今回の離脱選手の多さに不満を示している。
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「プロサッカー選手として、イングランド代表は最も重要なものだ。ガレス(サウスゲート)監督もそれを強く主張していて、選手たちがそこから離れ始めると、躊躇なく決断を下していたよ。(イングランド代表への情熱が薄れているのではないかという質問に対し)そうだね。今回は残念だ。シーズンの厳しい時期ではあるが、それが少し利用されているのかもしれない。正直に言うと、僕はこれを好ましく思っていない。イングランド代表は、どんなクラブの状況よりも優先されるべきなんだ」
今回、トレント・アレクサンダー=アーノルド、コール・パーマー、フィル・フォーデン、ジャック・グリーリッシュ、ブカヨ・サカ、デクラン・ライス、アーロン・ラムズデール、レヴィ・コルウィルが離脱。エヴァートンのジャラド・ブランスウェイトが代替選手として招集されたが、彼も離脱し、9人目となっている。