イングランド代表のガレス・サウスゲート監督は、チームへの批判に反応している。
16日にEURO2024初戦を迎えたイングランド。セルビアとの一戦は13分にブカヨ・サカのクロスからジュード・ベリンガムがネットを揺らし、これが決勝点となって1-0と勝利した。しかし何度もセルビアに決定機を作られると、シュートは5本にとどまりボックス内タッチ数も「11」と相手を下回るなど、厳しい戦いを強いられている。
今大会の優勝候補の一角として期待を集めたイングランドだが、初戦のパフォーマンスから現地で批判が集中することに。特に現地メディアではフィル・フォーデンの起用について注目が集まり、『BBC』でイアン・ライト氏も「試合にうまく入れなかったね。誰もが彼のプレーとその起用ポジションについて話している。選手として素晴らしいから当然だね。だが、いつもシステムのせいにするわけにはいかない。彼は自分でボールを要求し、試合に勝たないと」と語っていた。
それでも20日のデンマーク戦に向け、サウスゲート監督は以下のように語った。
「フィルは素晴らしい試合をしてくれた。チームのために働き、スペースを守り、そのプレーには真の知性があった。試合終盤にも重要な場面でボールをキープしてくれたし、彼の働きには満足だよ」
また指揮官は、選手たちにパフォーマンスに対する批判は無視するように伝えたようだ。
「イングランド代表の試合のたびに、選手を巡る物語が始まる。これはクラブで経験することとは違う。選手たちもここ数日で認識しているよ。それについても話し合った。こういう経験は非常に稀だ。それがこの世界の現実だと認識しなければならないが、それで軌道から外れることはない」
「大会中は当然のように何百万という意見が語られる。私は何も読んでいないし、聞いてもいない」

