EURO2024予選が各地で行われた。
グループCでは、首位イングランド代表と2位イタリア代表による直接対決が行われた。ホームにイタリアを迎えたイングランドは、この試合で引き分け以上なら本大会出場が決まる重要な大一番。イングランドのサウスゲイト監督はケインやライス、ベリンガムらを先発で起用。一方、イタリアのスパレッティ監督は最前線にスカマッカを置いた。
試合はイングランドが攻勢を仕掛けていた中、15分に動く。イタリアはGKから始まったビルドアップから、最後は右サイドのディ・ロレンツォがクロスを送り、スカマッカが豪快に沈めた。アウェイチームが大きな先制点を奪う。
劣勢に立たされたイングランドだが、前半のうちに反撃。ボックス内でベリンガムが倒されてPKを獲得すると、これをケインが沈めて32分に同点に追いつく。後半に入ると57分、ロングカウンターからベリンガムのパスを受けたラッシュフォードがカットインから鋭いシュートを突き刺し、逆転に成功した。そして77分、ケインがダメ押しとなる3点目。3-1と逆転勝利を飾っている。
この結果、イングランドは5勝1分けで勝ち点16に到達。2試合を残して本大会出場が決まった。一方、同時刻で行われていた試合でウクライナがマルタに3-1と勝利。この結果、ウクライナ(残り1試合)が勝ち点を13に伸ばし、イタリア(勝ち点10:残り2試合)をかわして2位に浮上している。なお、イタリアは11月17日に北マケドニアと対戦した後、最後の試合でウクライナと直接対決。20日の一戦が本戦出場国を決める大一番になる可能性がある。
その他、グループHではデンマークがサンマリノに2-1で勝利。スロベニアも北アイルランドに1-0で勝利した。この結果、スロベニアとデンマークが勝ち点を19まで伸ばし、カザフスタンとの4ポイント差を維持した。
またグループGでは、首位ハンガリーが敵地でリトアニアと2-2のドロー。セルビアがモンテネグロを3-1で撃破した。ハンガリーは残り2試合で勝ち点14、セルビアは残り1試合で勝ち点13、モンテネグロが残り2試合で勝ち点8となっている。
