リヴァプールのMF遠藤航に密着取材した「遠藤航 挑戦者の逆転劇」が『ABEMA』で配信され、遠藤は移籍の経緯などについて語った。
番組の中では、遠藤のリヴァプールでの自宅などが公開され、浦和レッズ時代のチームメイトであった元日本代表DF槙野智章氏とも対談。遠藤は移籍した当初のバタバタぶりを明かす。
「移籍した当初は『エンドウって誰だ?』というところから始まり、下からのスタートでしたね。デビュー戦(※マクアリスターの退場で急遽出場)はバタバタしていたので…(笑)。移籍して1週間もしないうちに試合に出ていたので、ブンデスリーガのボーフム戦の準備をしていて、気づいたらプレミアの試合に出ていました(笑)」
また、急転直下の移籍だっただけにスタッフの名前などは頭に入っていなかったと話す遠藤。選手たちの名前についても意外な苦労があったようだ。
「選手は有名すぎるのでわかりますけど、呼び方が違うんですよ。(モハメド)サラーは選手は『モー』と呼ぶし、(フィルジル)ファン・ダイクは『ヴァージ』って呼ぶんですよ。最初の練習はモーがボール持ったときに『サラー』って呼んじゃうみたいのがありましたね」
さらに、槙野氏との車中の会話では電撃移籍の裏側についても言及し、遠藤は「行けるならリヴァプールかなと思っていました」と話す。
「(ジョーダン)ヘンダーソンやファビーニョなど中盤がごっそり抜けましたしね。(モイセス)カイセドが行くと思いましたけど。ほぼ決まりというニュースを見て自分の移籍はなくなったなと思っていたら、チェルシーに行ったので」
「俺が移籍できるのはそういうチャンスだけと思っていました。どのチームも若い選手を取りたいと言ってオファーするわけじゃないですか。でも全部が理想的な補強できるわけではないので、そうなると最後は経験がある選手を取ろうってなるんですよ。完全に俺はそれ狙いで待っていました」