20231008_Kawasaki(C)Getty images

GKチョン・ソンリョンがアシスト! 川崎フロンターレ、アビスパ福岡に4発快勝で3年ぶりの天皇杯決勝進出

天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会では8日、準決勝の川崎フロンターレvsアビスパ福岡が行われた。

準々決勝でアルビレックス新潟とのPK戦までの死闘を制した川崎Fと、湘南ベルマーレに3-1で勝利した福岡が準準決勝で激突。川崎Fはレアンドロ・ダミアンや家長昭博、脇坂泰斗ら、福岡は山岸祐也や金森健志、井手口陽介らを先発起用した。

試合は早々の5分に動く。川崎Fボールの左CKからキッカーの脇坂が蹴り込むとニアで山村和也が跳躍。高い打点のヘディングシュートでネットを揺らした。

前半終盤、ボックス右に走り込んだマルシーニョがGK村上昌謙と交錯して転倒。PKの笛が鳴らされてL・ダミアンがキッカーを務める。しかし40分、シュートはGK村上に阻まれて追加点とはいかない。

すると直後に福岡が反撃。右サイドでのスローインからテンポよく繋いでボックス右深い位置の山岸が中央へと折り返す。金森が左足で合わせて同点弾を決め切る。

同点で迎えた53分、左サイドからのクロスに対処したGK村上がパンチングでクリアしたボールに反応したのは橘田健人。ボックス手前中央で左足のボレーシュートを浴びせると奈良竜樹がブロックしたことで軌道が変わってGK村上の反応は及ばず。川崎Fが勝ち越しに成功する。

さらに70分に川崎Fがロングカウンターを発動。GKチョン・ソンリョンが最終ラインの裏に絶妙なフィードを蹴り込むとマルシーニョが反応する。ボックス内でボールに触れるとGK村上の頭上を越えてゴールに吸い込まれた。

そして81分、左CKからファーのL・ダミアンが頭で合わせてチームの4点目。喜びを爆発させたL・ダミアンはユニフォームを脱いでイエローカードを受けたが試合を決定づける大きな1点とする。

後半ATには鶴野怜樹に得点が生まれた福岡だったが、直後に試合終了。川崎Fは2020年以来3年ぶりの優勝を目指し、柏レイソルが待つ12月9日の決勝へと駒を進めた。

■試合結果
川崎フロンターレ 4-2 アビスパ福岡

■得点者
川崎F:山村和也(5分)、橘田健人(53分)、マルシーニョ(70分)、レアンドロ・ダミアン(81分)
福岡:金森健志(42分)、鶴野怜樹(90+6分)

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