ガンバ大阪の守護神・東口順昭が、川崎フロンターレの質の高さを称賛した。対戦後の会見で語っている。
G大阪は2021年1月1日、天皇杯 JFA 第100回全日本サッカー選手権大会の決勝にて国立競技場で川崎Fと対戦した。試合では猛攻を浴びながらもGK東口を中心とした守備陣の奮闘によりスコアレスでハーフタイムに突入したが、後半早々の55分にショートカウンターから三笘薫にネットを揺らされた。
その後、選手を入れ替えながら終盤には押し込む時間帯も作ったG大阪だったが、川崎Fもボール保持時には追加点を狙いつつ無失点を維持し、1-0のまま試合が終了。これにより、2020シーズンの明治安田生命J1リーグで史上最多勝ち点、得点数、勝利数を記録するなど圧倒的な強さを見せつけていた川崎Fが、国内2冠を達成している。
会見で試合を振り返る東口は、「今季の自分たちの戦いを見ても前半に失点すると難しい試合になるので、川崎相手だと特に前半を0-0で折り返すことがマストでした」と語り、前半に押し込まれながらも耐えていた展開はプラン通りだと説明。続けてハーフタイム時には「自分たちの流れかな」と感じていたことを明かす。
とはいえ、試合終了時点でのスタッツは川崎Fがシュート26本に対し、G大阪が7本。前半だけでも12本のシュートを浴びた東口は「めちゃめちゃ怖かったです」とこぼし、以下のように続けた。
「やっぱりリーグで最多得点とってるだけあるし、最後のフィニッシュは(質が)高いものがあるので、そこは何とか体張って前半を守り切るという気持ちがあったので乗り切れましたけど…」
そんななかで喫した後半早々の失点。痛恨となったようだが、東口は川崎Fのクオリティを称えつつ前を向いている。
「やっぱりあれだけ受けてしまったら失点は前半にしてもおかしくなかったと思いますし、そういう中で後半15分、20分はしっかり耐えてカウンターというところしかなかったと思う。それが今の自分たちの実力だと思うし、川崎が上回ったと思うので、真摯に受け止めてまた来年はそこから盛り返せるようなサッカーができるようにやっていきたい」
なお、G大阪と川崎Fは2月20日に行われる『FUJI XEROX SUPER CUP2021』再び激突。2020シーズンは2度のリーグ戦も含めて直接対決で3敗を喫しているG大阪だが、リベンジを果たすことができるのだろうか。
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