2021年1月1日、天皇杯 JFA 第100回全日本サッカー選手権大会決勝の川崎フロンターレvsガンバ大阪が国立競技場で行われた。
第100回を迎えた天皇杯だが、新型コロナウイルスの影響で平時からレギュレーションが変更。明治安田生命J1リーグからは2020シーズンの成績上位2クラブのみが参加となり、王者・川崎Fと2位・G大阪が準決勝から参戦した。
準決勝では、川崎Fはブラウブリッツ秋田(J3王者)を2-0、G大阪は徳島ヴォルティス(J2王者)を2-0でそれぞれ撃破。川崎Fは4年ぶり2度目(優勝なし)、G大阪は5年ぶり6度目(優勝4度※前身の松下電器は1度)の決勝進出となっている。
J1での2度の直接対決において、川崎Fがアウェイで1-0、ホームで5-0と連勝を収めている同カード。リベンジに燃えるG大阪は宇佐美貴史やパトリック、倉田秋らを送り出した。
そして、Jリーグ史上最多9名がベストイレブンに名を連ねた川崎Fは、三笘薫や大島僚太、レアンドロ・ダミアンらをスタメンで起用している。2020シーズン限りでの現役引退を発表している中村憲剛はベンチスタートとなった。
試合開始から素早く高い位置までボールを運ぼうとするG大阪だったが最初に決定機を迎えたのは川崎F。2分に守田英正のスルーパスに反応した田中碧がボックス右に走り込んで右足でシュートを放ったが枠を外れていく。
それでも6分にはG大阪が川崎F陣内左でFKを獲得してキッカーの宇佐美がクロスを供給。パトリックが頭で合わせてネットを揺らしたが、オフサイドの判定となる。
川崎Fは前半半ばごろからポゼッションを高めていく。15分、大島のゴール前でのフリックに反応したL・ダミアンがボックス左で切り返してG大阪DFを振り切って右足でシュートを放ったがGK東口順昭がセーブした。直後にもG大阪の守備のミスから川崎Fがショートカウンターを繰り出したが、三笘のシュートは枠を外れる。
さらに27分、ボックス右に入り込んだ守田がクロスを供給すると飛び込んだのは家長。枠を外れたものの倒れ込むようにして頭で合わせてゴールを脅かした。
その後、川崎Fに押し込まれる展開が続くG大阪だったが43分にボックス中央までドリブルで進行した三笘が放った右足のシュートはGK東口がキャッチした。守護神を中心にしのぎ続けてスコアレスで前半を終える。
後半に入っても展開は大きくは変わらず。48分にボックス手前中央の大島がミドルシュートを放つとGK東口が逸らしたボールがバーを掠める。
そして55分、G大阪陣内中央で大島が粘ったところからL・ダミアンがボールを受け取ってスルーパスを供給。ボックス内に走り込んだ三笘が右足でゴール左下隅に蹴り込み、先制点を奪取した。
そのまま勢いを増す川崎Fは58分にG大阪陣内やや右でFKを獲得。キッカーの田中が鋭く曲がるクロスを上げると谷口彰悟が強烈なヘディングシュートを放ったが、ここはGK東口がファインセーブで弾き出す。
ビハインドを背負っているG大阪は74分に2枚替えを敢行する。山本悠樹と藤春廣輝に代えて渡邉千真と福田湧矢を投入。ストライカーを1人増やし、攻撃のキーマンである宇佐美が2トップの一角から2列目の左に移った。対する川崎Fも79分に三笘とL・ダミアンに代えて長谷川竜也と小林悠を起用した。
やや盛り返したG大阪はボールを保持する時間を延ばしていくが、なかなかシュートまで至らず。それでも82分には福田の左サイドからのクロスにパトリックが頭で合わせて枠に飛ばすが、GKチョン・ソンリョンがキャッチ。85分にもボックス内から宇佐美がシュートを浴びせるが、ここもGKチョン・ソンリョンが立ちはだかった。
ピンチが続く川崎Fは86分に旗手に代えて本職の左サイドバックである車屋紳太郎を投入。試合終了間際にも大島に代えて脇坂泰斗を送り出したことで川崎Fは3回の交代機会を使い切り、中村はベンチから終了の瞬間を待つこととなった。
そして、試合はG大阪が追いつくことはなく終了を迎える。2017年、2018年にJ1を連覇、2019年にJリーグYBCルヴァンカップを制していた川崎Fが、クラブ史上初めて天皇杯を制覇。J1で史上最多勝ち点、得点数、勝利数など様々な記録を打ち立てた王者が国内2冠を達成し、クラブの象徴である中村のラストシーズンにまた1つ花を添えた。
■試合結果
川崎フロンターレ 1-0 ガンバ大阪
■得点者
川崎F:三笘薫(55分)
G大阪:なし
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