Unai EmeryGetty Images

エメリ、判定に意見を言い続けるピケを批判「彼は黙るべきところで人々をだましている。もっと誠実になれ」

ビジャレアルのウナイ・エメリ監督は、バルセロナDFジェラール・ピケのレフェリングに関する言動を快く思っていないようだ。

9日のラ・リーガ第20節アトレティコ・マドリー戦を2-2で引き分けたビジャレアル。この試合では前半に疑惑の判定が存在していた。ビジャレアルは22分にDFアルベルト・モレノのシュートがMFトマ・レマルのハンドを誘発したとして、PKを獲得。キッカーのFWジェラール・モレノが枠内中央に放ったシュートは、左に飛ぼうとしたGKヤン・オブラクが残していた足で弾いたものの、そのこぼれ球をMFダニ・パレホが体を張って押し込んだ。だがVAR介入の結果、パレホが押し込むために使ったのが手であったとして、ゴールが認められることはなかった。

エメリ監督は試合後、この判定についての言及で、ピケの言動についても触れた。8日のレアル・マドリー対バレンシア(4-1)では、バレンシアの『ツイッター』公式アカウントがマドリーの疑惑のPK獲得について「マドリーで強盗が繰り返されている」と『ネットフリックス』の大人気ドラマ“ペーパーハウス”に絡めた皮肉をツイートし、「あまり声高に言うんじゃないよ。罰せられるぞ」と反応していたピケ。エメリ監督は先のビジャレアル対バルセロナ(1-3)で、ピケが見逃された自身のハンド疑惑について真っ向から否定していたことを引き合いに出しつつ、同選手のスタンスに対する批判を展開している。

「ピケのあれはハンドだったし、PKだった。間違いなくハンドだったものの、私たちは試合に負けることになってしまった。その後、彼が(ハンドだったかを問われて)ノーと言ったことには心を痛めたよ。そして今日の判定については、ハンドじゃなかった。パレホは腰でボールを押し込んだんだ」

「ピケのはハンドだった。そして昨日、彼は『ツイッター』でまた違う試合、レアル・マドリー対バレンシアについて抗議していた。彼は黙るべきところを、人々をだますようなことを言うんだ。誠実になり、人々を混乱させないようにしなければならない。まるで私たちは、VARにもフットボールにも誠実ではないみたいだ」

「今日、ボールは腰に当たって枠内に入った。手をかすめていたかもしれないが、私であれば笛は吹かなかった。しかし結局、笛は吹かれてしまったわけだし、私はそれを受け入れるよ」

なお、ピケはこのエメリ監督の発言についても『ツイッター』で言及。エメリ監督はパリ・サンジェルマンを率いていた2017年、チャンピオンズリーグでバルセロナに1-6の大敗を喫したが、試合から3年後に行われたあるインタビューで「あの一戦こそ最大の屈辱だった。変えられるなら審判を変えたいね」と語っていた。ピケはこれに関連して、次のようにつぶやいている。

「3年経っても、あの6-1の審判について不満を言っている人間もいるのさ。もう乗り越えろよ、ウナイ」

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