フランクフルトの日本代表MF鎌田大地がレッドブル・ザルツブルク戦でハットトリックを達成。フランクフルト専門サイト『sge4ever』やクラブ公式ウェブサイトは、アディ・ヒュッター監督や長谷部誠を始めとする同僚たちのコメントを紹介した。
ウィンターブレイク中の負傷が響き、後半戦は今月1日に行われたフォルトゥナ・デュッセルドルフ戦での前半のみの出場にとどまっていた鎌田だが、20日のヨーロッパリーグ決勝ラウンド1回戦・ザルツブルクとのホームマッチには先発出場。そして、この一戦では12分、43分、53分でゴールを奪い、4-1での圧勝の立役者となった。
そんな鎌田は試合後、「今日は3点取れてとてもよかったと思います。負傷もあったので、その分今日3点決めたのは尚更嬉しいです」と喜びを噛み締めている様子。「これからブンデスリーガでも点を取れるように頑張りたいです」とリーグ戦では未だにゴールを記録していないことに言及しつつ、今後に向けて意気込みを示した。
また、ヒュッター監督は鎌田のスタメン起用について、「多くの人々が驚いただろう」と語ると、「彼はボールを上手く扱い、キープもできる。だから彼を選んだんだ。良い決断だったと思う。彼による3ゴールが我々を勝利に導いたのだからね」と日本代表MFのプレーへの満足感をうかがわせている。
中盤の位置でフル出場を果たし、2点目の起点ともなった長谷部は「大地が今日3点決めたことはものすごく嬉しいこと。1点目、2点目は本当に上手くやってくれたと思います」と絶賛。「もちろん3点目は少しラッキーな部分もありましたけど、それでも彼にとって大きな自信になると思うので。今日の彼は、どれほどの力があるのか示してくれましたね!」と続けた。
一方、GKケヴィン・トラップは「カマダはトレーニングではもっとたくさんのゴールを決めているんだ」と明かしつつ、「彼の2点目でのプレー、抜群だったね。3点目はアシストが良かった」とコメント。MFセバスティアン・ローデも「ダイチは練習ではいつもどれほどのポテンシャルを秘めているのか見せている」とトレーニングでの印象を語ると「フィニッシュのところだけちょっと上手くいっていかなかったけど、これで結び目がほどけた(「解放される」の意)かもしれないね」と今後のさらなる活躍に期待を寄せた。
さらに鎌田の3点目をアシストしたDFアルマミ・トゥーレもハットトリック達成の鎌田に言及。「みんなダイチ・カマダと一緒になって大喜びだ。彼はよい練習をしていたし、プレーするに値していた。そして彼は監督の信頼に応えた!」と振り返り、同僚のレギュラー復帰に太鼓判を押した。なお、今冬に新たに加わったMFシュテファン・イルザンカーは「ダイチをどう思うか?彼はヤバいプレーヤーだよ!」と話している。
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