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ケイン負傷交代のバイエルン、先制許すもムシアラ弾で終盤追いつきドルトムントと1-1ドロー!無敗を維持して首位キープ

現地時間30日、ドイツ・ブンデスリーガは第12節が行われ、伊藤洋輝の所属するバイエルンは敵地ジグナル・イドゥナ・パルクでドルトムントと対戦した。

今季無敗を維持して首位を快走するバイエルンは、週明けにレヴァークーゼンとのDFBポカールを控えていることもあり、オリーセ、コマンをベンチに置いてサネとテルを両翼に起用。伊藤は負傷による長期離脱でメンバー外となっている。

首位バイエルンと10ポイント差をつけられているドルトムントだが、今季ホームでは全勝。昨シーズンはおよそ5年ぶりとなる「デア・クラシカー」での勝利を挙げており、対バイエルン連勝を成し遂げてポイントを縮めたいところ。

立ち上がりから互いにタイトな守備で相手を自由にさせず、緊張感のある拮抗した展開となる中、最初のチャンスはバイエルン。7分、右サイドからカットインしたサネが左足で強烈なシュートを放つも、これはGKコーベルが横っ飛びではじいた。

ドルトムントは18分にアクシデントが発生。足を痛めたアントンに代わり、ズーレが投入される。

試合が動いたのは27分、左サイドで縦パスを受けたギッテンスが、足元に収める素振りから跨いでライマーと入れ替わり、スピードに乗ったまま抜け出してエリア内に侵入。やや角度のない位置から左足を振り抜くと、GKノイアーの肩口を抜けたシュートが逆サイドネットに突き刺さった。

先制を許し、公式戦の連続無失点が7でストップしたバイエルンは、さらに33分、ケインが足を痛めて座り込んでしまい、ミュラーとの負傷交代を強いられる。この試合はもちろん、レヴァークーゼンとのDFBポカールを見据えても非常に痛い交代となった。

ドルトムントが1点をリードしたまま迎えた後半、1点を追うバイエルンが反撃に出る。まずは49分、エリア内に侵入したムシアラが絶好機をお膳立てするも、ラストパスを受けたミュラーのシュートはGKコーベルが右腕一本ではじき返した。

さらに61分には、ミュラーの粘りからライマーが持ち上がり、エリア内右にラストパス。受けたサネが決定機を迎えるが、右足でのシュートはゴール左へと外れた。

後半やや受け身に回ったドルトムントだが、62分にはエリア内右にザビツァーが抜け出すも、この決定機はGKノイアーが足でブロックしピンチをしのいだ。

バイエルンはライマーとテルを下げ、コマンとボエを投入すると、ドルトムントは74分にギッテンスとリエルソンに代えてマレンとコウトを投入。攻勢に試合を進めながらもなかなかゴールが奪えないバイエルンは80分、額から出血したキム・ミンジェに代えてオリーセを投入し、ゴレツカをCBに下げた。

すると迎えた85分、サネのFKは壁に跳ね返されるが、拾ったサネが右のオリーセに預けると、オリーセの左足クロスをゴール前でフリーとなっていたムシアラが頭で叩きつけ、バイエルンが同点に追いつく。

追いついたバイエルンが勢いに乗る一方、防戦の続くドルトムントはザビツァーに代えてレイナを投入。アディショナルタイムの5分間も互いに攻め合ったが、最後まで決勝ゴールは生まれず。互いに勝ち点1を分け合う結果に終わり、無敗を維持したバイエルンが首位をキープしている。

■試合結果

ドルトムント 1-1 バイエルン

■得点者

ドルトムント:ギッテンス(27分)

バイエルン:ムシアラ(85分)

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