ザンクト・パウリのアレクサンダー・ブレッシン監督は、DFBポカール準々決勝レヴァークーゼン戦での新加入FW原大智のメンバー入りを明言した。
1月31日に敵地で行われたブンデスリーガ第20節アウクスブルク戦は1-2で敗戦。リーグ17位と残留争いの渦中にあるザンクト・パウリは、2月3日にDFBポカール準々決勝でレヴァークーゼンとのアウェーマッチに臨む。試合に向けた記者会見に出席したブレッシン監督は強豪相手の一戦に警戒心を示しつつも、「みんなDFBポカールに燃えている。これまでも素晴らしい雰囲気の中で特別な試合を経験してきたし、今回もそれを楽しみたい。次のラウンドへ進める可能性はある。それをチャンスとして捉えなければね」と意気込みを語った。
昨夏にMF藤田譲瑠チマを獲得したザンクト・パウリは、今冬の移籍市場でDF安藤智哉とFW原を補強。リーグ最少得点にとどまるチーム状況の中、加入間もない原の起用について問われると、ブレッシン監督は「選択肢の一つであることは確かで、すでにその点については示唆していた」とした上で、次のように説明した。
「今日のトレーニングは良かったし、一昨日も同様だった。コンディションは良好だ。準備期間中には70分間プレーした試合もある。したがって、少なくともベンチ入りはするだろう。あとは試合の流れを見ながら判断することになる」
191センチの長身を誇る原は、ザンクト・パウリにはこれまでいなかったタイプのFWだ。指揮官は「彼は体格があり、ターゲットマンとして起用することで前線の組み立てに柔軟性が生まれる。それにサイズの割に技術も決して低くない」と評価。自身の現役時代を引き合いに出しながら、こう続けた。
「私自身も決して速い選手だとは言われなかった。ただ、歩幅が大きく、膝を高く上げる走り方ではないと、見た目には少し遅く見えることがある。だが実際には遅くない。彼も良いダイナミズムを持っており、攻撃に一定の多様性をもたらしてくれる。明日の試合ではそれを生かしたい」
降格危機のプレッシャーはないカップ戦の方が原のような新戦力を投入しやすいかとの問いには、「確かに、彼はコンディションも良く、頭もクリアだ」と回答。「まだ映像を使った確認は必要で、連係や決まり事についての理解も深めていく必要がある。ただ、それらは徐々に身についてくるものだし、昨日の少人数のメニューでも自然と良いプレーを見せていた。守備時に特に強調したい役割もあるが、20分から25分程度であれば、以前ハンブルガーSV戦で一度も我々と練習していなかったマルタイン(カールス)を投入した時のように、起用することも考えられる」と語った。
また、ザンクト・パウリは今冬に安藤、原、MFマティアス・ラスムセン、そして第3GKとしてエミル・ガジョフの4選手を獲得。補強の印象についてブレッシン監督は「今は何かを言うのは難しい。4、5週間後に改めてこの質問をしてもらえたらいいかもしれない」と前置きしつつ、「一人挙げるとすればドウ(安藤の愛称)だが、彼がもたらしてくれるクオリティやメンタリティはすでに見えている。大成功と断言するのは難しいし、過度なプレッシャーもかけたくないが、確実に大きなプラスになっている。他の選手についても、今後うまくフィットしていく手応えはある」と話している。


