リヴァプールのユルゲン・クロップ監督の代理人であるマルク・コシッケ氏は、クロップ監督が空席となっているドイツ代表監督の職を得るつもりはないと明かした。『Sportschau』が伝えた。
ドイツは、9日に行われた日本との国際親善試合で1-4と惨敗。ドイツサッカー連盟(DFB)はその翌日にハンジ・フリック監督の解任を発表し、12日のフランス戦ではルディ・フェラーSD(スポーツディレクター)が暫定的に指揮を執った。
後任にはバイエルン・ミュンヘンを率いていたユリアン・ナーゲルスマン氏やボルシア・ドルトムントのアドバイザーを務めるマティアス・ザマー氏など、多くの名前が上がっている中、リヴァプールを率いるクロップ監督もその一人に名前を連ねることに。また、DFBのフェラーSDはクロップ監督を理想的な候補者と見ていると報じていた。
ただ、クロップ監督の代理人を務めるコシッケ氏は、『Sportschau』の取材に対して「ユルゲンはリバプールと長期契約を結んでおり、代表監督の座には就けない」と明言。これによってDFBはクロップ監督の契約の望みが絶たれることになったようだ。
56歳のクロップ監督は、リヴァプールでのチーム再建プロジェクトに全力を注いでいる最中。契約も3年残っていると伝えられており、このタイミングでドイツ代表の指揮官に就任することはなさそうだ。


