キリンチャレンジカップ2017に向けて愛知県内で合宿中の日本代表は10月4日、一般非公開でのトレーニングに臨んだ。DF槙野智章(浦和レッズ)は練習後、自身の役割について語った。
「サイドも真ん中も、いろいろなポジションで呼んでもらっている。求められるポジションで役割を果たさなきゃいけない」と語る槙野。「センターバックとしての経験は、吉田(麻也)選手、昌子(源)選手、植田(直通)選手に劣るかもしれないですが、相手のキープレーヤーを抑える強さなど、ほかの3人にないものを出していかないと23人に入っていけない」と、自分のストロングポイントをアピールする姿勢を見せた。
ポジション争いが激化する中で、ムードメーカーの役割を期待されているのでは。その指摘に対しては「自分では(ムードメーカーだと)意識してないですが、どうやったらチームが勝つか。このチームにはスターがいないですから、1人ひとりが働かないといけない。そのために先頭に立って何ができれば」と、チームの勝利に貢献する方法を考えているだけだと話す。それでも「チームが良い時はみんな声が出てるし、いい顔している。チームが悪くなった時とか、何か変えないといけない時は、自分の中で察して何かできれば」と、気配りをしているようだ。
また、4日の練習では紅白戦が行われたと明かす。「特に前線の選手、杉本(健勇)選手以外は、海外組が来てます。僕らDF陣にとっては普段味わえないような力強さとかを持っている選手たちがいますので、そういう練習の中でも、しっかりバトルしなきゃいけない。国内組と海外組と分けられること自体って悔しい気持ちもありますし、僕ら国内組の選手としては負けられない気持ちもあります」と、海外組への対抗意識を見せる。
そして「精神的支柱でもある長谷部(誠)さん、引っ張ってきた本田(圭佑)選手、岡崎(慎司)選手。この3人がいないからガラッと変わったと言われないようにしなきゃいけない。また代わりに入る選手や、いない中でもどういう風な化学反応が起こるかを見ていると思います」と、キリンチャレンジカップの意義を語った。
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