ミランに所属するデンマーク代表DFシモン・ケアーが、28日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じてフランス代表の選手たちについて語った。
26日に行われたカタール・ワールドカップ（W杯）のグループDでフランスやオーストラリア、チュニジアと同居するデンマーク。初戦でチュニジアと引き分けた後、第2戦ではフランスに敗れて1ポイントの獲得にとどまっており、グループ突破はオーストラリアとの最終戦で勝利を収めた上でチュニジアvsフランスの結果次第となる。
ケアーはミランの同僚でもあるフランス代表FWオリヴィエ・ジルーとの第2戦終了後のやり取りを明かしたほか、DFテオ・エルナンデスにも言及した。
「彼の代表51ゴールを祝福し、次戦でもゴールを決めてくれるように頼んだ。僕らのグループ突破のアシストになるようにね。テオは偉大で途方もない選手だ。周囲を見渡しても、世界に彼のようなサイドバックの選手は多くない。テオは走れるし、フィジカルも足元の技術もある。ピッチでさまざまなことをやってのける稀な選手だ」
「破格な条件を提示されたらミランを去ることに？ テオが5年後にどこにいるのか分からないが僕からしても興味深い。当然、まだ僕らと一緒にプレーしてくれていることを願っている。オリヴィエについては来シーズンもミランに残るはずだと思う」
最後に33歳のケアーは、W杯で3得点を挙げてフランス代表をけん引するFWキリアン・エムバペに見解を示した。
「正直言って、信じられないほどの選手だ。エムバペはフェノーメノ（怪物）であり、チームの全員が走って彼のためにプレーしている。エムバペは時々、立ち止まり、タイミングを見計らって再び動き出す。そして動き出した時は必ず相手の脅威になる。僕の長年のキャリアにおいて、彼ほどのスピードを持っている選手は見たことがない」