Denmark Finland Christian Eriksen 120621Getty

シュマイケル氏、試合再開強要のUEFAを非難「再開と棄権しか選択肢がなかった」

元デンマーク代表GKピーター・シュマイケル氏は、欧州サッカー連盟(UEFA)へ苦言を呈した。

12日に行われたグループB初戦のデンマーク対フィンランドで、クリスティアン・エリクセンが心停止を起こすアクシデントが発生。試合は一時中断となったが、その後両国との協議を経て再開されると、明らかに動揺を隠せないデンマークは0-1で敗れて初戦を落とした。

試合後、カスパー・ヒュルマン監督をはじめ、カスパー・シュマイケルら選手たちは再開が正しい判断ではなかったと認める発言を残しており、試合を強行したUEFAの決定には疑問の声が上がっている。

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現守護神の父であり、デンマークのレジェンドでもあるシュマイケル氏は、『グッドモーニング・ブリテン』で「UEFAからの公式声明に目を通したが、そこには選手たちが試合の続行を主張したと記されていたが、これは事実であるはずがない」と話し、UEFAを非難した。

「彼らには3つのオプションが残されていた。すぐにプレーを再開するか、翌日の12時から再開するか、そして試合を棄権(0-3扱い)するかだった。あれは選手たちの希望だったのか?他に選択肢はなかったのか?彼らがあのような決断をしたとは思わない。昨日のプレスカンファレンスで耳にしたように、監督は選手たちをピッチに戻したことを強く後悔していた」

なお、UEFAの広報官はイギリス『スカイスポーツ』に対して「同日中に試合を終わらせたいと2チームからの要請があった後、試合を再開することが決まった。次の試合までに48時間の休養を選手たちが必要としたことが他の選択肢を除外した」と主張していた。

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