デンマーク代表のチームドクターは、クリスティアン・エリクセンが心停止に陥っていたことを認めた。
12日のEURO(ユーロ)2020グループB初戦のフィンランド戦に先発出場したエリクセン。するとハーフタイム直前にボールと関係のない所で同選手が突然倒れて試合は中断。メディカルスタッフが駆けつけるなどスタジアムが騒然とする中、デンマーク代表MFは病院へと救急搬送された。幸いにも、意識はすぐに回復し、状態は安定していると報告されている。
チームドクターのモルテン・ボーセン氏は、プレスカンファレンスで「今までに行われた検査では大丈夫そうだ。(原因に関しての質問に)起きた理由について説明できない。その質問には答えられない。直接あの場面を見てはいない。画面を通して見ただけで、君たちと同じだ。説明できることはない」と話し、当時の状況を振り返った。
「彼は気を失っていた。心肺蘇生を行った。心停止の状態だった。どれだけ危険だったかって?わからないが、1回の除細動で戻すことができたから、非常に迅速なものだった」
また、同氏は中断後に試合を再開したことへの疑問も呈した。
「試合を再開することが適切な判断だったとは思わない。昨夜のホテルで心理的な面でのサポートが必要だった。外部からのプロフェッショナルな支援に本当に感謝している」
