バルセロナがこの冬の移籍市場で最初に放出するのは、どうやらFWユスフ・デミルとなりそうだ。スペイン『マルカ』が報じている。
マンチェスター・シティFWフェラン・トーレスを獲得寸前のバルセロナは、ラ・リーガのサラリーキャップをクリアするために選手を放出する必要に迫られている。『マルカ』によれば、チャビ・エルナンデス監督はDFサミュエル・ウムティティ、DFセルジーニョ・デスト、MFフィリペ・コウチーニョ、MFルーク・デ・ヨングも放出候補としているようだが、まずデミルの退団が決定的になったという。
デミルは2021年夏にラピド・ウィーンからバルセロナに加入。まずBチームに組み込まれ、その後にロナルド・クーマン前監督の手によってトップチームに昇格した。バルセロナは同選手を10試合で起用すれば1000万ユーロでの買い取り義務が生じたが、9試合で出場させた段階で買い取りを拒んだようだ。
バルセロナは18歳デミルの収める成果が期待には及ばなかったとして、財政難の中で買い取りを見送り、放出する考えを固めたようだ。『マルカ』によれば、同選手に対して次のようなメッセージを伝えたという。
「君がこれ以上ここでプレーすることはない。私たちが望んでいない買い取り義務が発生してしまうからね。どうか違うチームを探してほしい」
デミルはこの冬の移籍市場でラピド・ウィーンに出戻り、それから強豪リーグのクラブに移籍することが予想される。


