パリ・サンジェルマン(PSG)移籍が濃厚とされるFWウスマン・デンベレだが、バルセロナとの契約を一方的に解除することは望んでいないようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
すでに個人合意に至っているとされるPSGとデンベレだが、移籍の実現に向けて焦点となっているのが移籍金額だ。デンベレとバルセロナの契約解除金は現在5000万ユーロに設定されているが、8月1日に1億ユーロまで引き上げられる。このためにPSGは7月終わるまでに同選手の獲得を決めることを望んでいるとみられる。
これまでにはデンベレがラ・リーガに5000万ユーロを預け、一方的な契約解除の権利を行使する可能性も報じられてきた。だが『マルカ』曰く、選手本人は敵対的な方法でバルセロナを後にすることを望んでおらず、同クラブとPSGが交渉で合意することを望んでいるという。
なおデンベレがバルセロナを去る場合、同クラブがそこから選手補強に回せる額は640万ユーロにとどまる模様。またフランス代表FWの人件費は1600万ユーロだったとされるが、同選手退団で浮いた金額の40%を契約延長及び新たに補強した選手の登録に使用できるようだ。
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