マンチェスター・シティのベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネは、物議を醸す過密日程を痛烈に批判している。
近年大きな話題となっている過密日程。これまで複数の有識者が試合数の多さを訴えてきたが、2025年6月からは32チームが参加する新生クラブ・ワールドカップもスタートすることに。これに対しFIFPROやヨーロピアンリーグ機構は抗議の声明を発表していたが、FIFA(国際サッカー連盟)はフットボール・カレンダー変更の正当性を主張。そしてFIFPROやヨーロピアンリーグ機構は、法的措置に動く可能性も示唆している。
FIFPROが1500選手を対象にした調査によると、昨シーズンは6人に1人が「トップレベルのコーチが設定する上限」の55試合以上に出場していたという。選手の負担増加が危険な状態にまで達しているとの批判が相次ぐ中、ベルギー代表に合流中のデ・ブライネは以下のように語った。
「本当の問題は、(2025年の)クラブ・ワールドカップの後に明らかになるだろう。クラブ・ワールドカップの決勝とプレミアリーグ開幕戦の間には、たった3週間しかないこともわかっている。つまり、それから始まる年間80試合に向けて、休暇と準備の期間はたった3週間しかないということだ」
「今年は大丈夫かもしれないが、来年には問題になるかもしれない。PFAやその他の選手協会も解決策を見つけようとしてきた。だが問題は、UEFAやFIFAが試合を増やし続けていることであり、僕らは懸念を表明することはできるけど、解決策は見つかっていない。どうやら、金は選手よりも雄弁のようだね」
なお、同じくマンチェスター・Cに所属するMFベルナウド・シウバも先日『Record』で「日程は狂っているよ」と苦言を呈していた。


