今夏に現役生活を終えた元スペイン代表MFダビド・シルバ氏は、最後の所属クラブ、レアル・ソシエダの試合を追い続けているようだ。
チャンピオンズリーグに挑戦するために、ソシエダと2023年6月まで結んでいた契約を2024年まで延長したシルバ氏だったが、今季プレシーズンに左ひざ前十字じん帯を断裂。この重傷をきっかけとしてスパイクを脱ぐことを決意している。
そんな同氏は19日、スペイン『ディアリオ・バスコ』による昨季のDV・デ・オロ(ソシエダで最も安定していた選手に贈られる賞)に選出され、同紙の編集局を訪れた。その場で、簡素なインタビューにも応じている。
シルバ氏は今もソシエダが拠を構えるサン・セバスティアンに住み、リハビリに取り組んでいる。サン・セバスティアンのことを本当に気に入っている様子だ。
「ソシエダ加入はすぐに決まった。でも、ここに来たのは正解だったね。僕はサン・セバスティアンが本当に好きだ」
「ここの人々は気持ちが良いし、いつも僕と僕の家族に大きな愛情を示してくれる。結局、何よりも大切なのは、家族が好きな場所にいるということなんだ。だから僕はここに残ってヒザのリハビリに励むことにした。あと1年ここでプレーする計画があったし、子供たちの学校もすべて決まっていたからね」
ヒザが完治した後には、故郷のカナリア諸島に帰るのだろうか。
「どうするかは分からない。もう1年ここにいることも、カナリアに帰ることも、ほかの場所に行くことも否定しないよ。まだ何も考えていないんだ。それは家族とともに下す決断で、まだ明確なプランがあるわけじゃない」
「これからも自分がフットボールと関係を持つのかも分からない。まだ何も考えていないんだ」
シルバ氏はまた、ソシエダの試合を可能な限り観戦していることを告白。MF久保建英ら元チームメートたちのプレーを見て、「楽しんでいる」のだという。
「実際、彼らのプレーを見るのは楽しい。とても良いパフォーマンスを見せているからね。子供たちが許してくれる限りは、ラ・レアルの試合を見て楽しんでいるよ」




