日本代表MF鎌田大地が、ラツィオへの移籍の経緯を明かした。『Gazzetta dello Sport』が報じている。
今夏にマウリツィオ・サッリ監督率いるラツィオにフリーで加入した鎌田。20日に行われたセリエA開幕戦では、チーム合流から日が浅いにもかかわらず、先発に抜擢。チームはレッチェに1-2と逆転負けを喫して黒星スタートとなったものの、日本代表MFは55分間のプレーでスタッツに関してもパス成功率や平均速度などで印象的な数字を残したとして評価を高めていた。
現地時間24日にラツィオは新加入選手複数人の記者会見を行い、鎌田が出席。ラツィオを新天地に選んだ理由については「偉大な歴史を持つクラブであり、技術的なプロジェクトに納得できたから。それにチャンピオンズ・リーグに出場するのも理由の1つ」と説明した。
さらに、セリエAへ挑戦するにあたって、アーセナルDF冨安健洋(過去にボローニャに所属)からアドバイスを貰っていたようだ。「イタリアに移籍する前に、冨安と話をした」と明かし「セリエAは簡単ではないし、自分に多くのことが期待されていることは知っている」と言及している。
サポーターからは、これまでチームの核を担ってきたセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチ(今夏アル・ヒラルへ移籍)の代役として期待されている状況。鎌田もそれに理解を示しながら、代役としてではなく"鎌田大地"としての活躍を誓った。
「僕はミリンコヴィッチとは違う特徴を持っているから、彼と同じようなプレーはできない。自分の特徴を生かして貢献したい。僕は一人では試合に勝てないタイプだけど、うまく機能するチームの中でベストを尽くすことができる。そして、ラツィオはそのようなフォーメーションだ」


