日本代表MF鎌田大地の獲得に動いていたとされるラツィオだが、ターゲットを切り替えたようだ。
昨季限りでフランクフルトを退団した鎌田。一時はミランへの移籍が濃厚とされていたが、同クラブは残されたEU圏外枠をナイジェリア代表FWサムエル・チュクウェゼに使うことが決定的となり、日本代表MFの獲得を断念したことが伝えられている。
その後、26歳MFに対してはローマやナポリ、レアル・ソシエダ、アトレティコ・マドリーの関心が報じられたが、未だ契約は結ばれていない。そして先日、新シーズンはチャンピオンズリーグに挑戦するラツィオもオファーを提示し、選手の回答待ちであることを『コリエレ・デッロ・スポルト』などイタリア複数メディアが確認していた。
しかし、ラツィオ側は獲得を断念するようだ。イタリア『スカイスポーツ』など複数メディアによると、鎌田サイドの要求が高額すぎるため、ラツィオは交渉をストップしたという。さらに残りのEU圏外枠は、20歳のディナモ・モスクワMFアルセン・ザハリャンに使いたいと考えている模様。同MFとは、合意のために最終的な交渉が行われているようだ。
さらに同メディアは、ラツィオが現在ジブリル・ソウの獲得に動いていることを指摘。鎌田の元チームメイトであるスイス代表MFを巡ってフランクフルトと交渉しており、「獲得に非常に近づいている」ようだ。まもなくラツィオ移籍が決定する可能性があると指摘している。
様々な関心が伝えられる中、未だ新天地が決まらない鎌田。今後の動向に注目が集まっている。


