鎌田大地のラツィオでの現状について、イタリアメディアが分析している。
今季フリーでラツィオに加入し、セリエA開幕4試合連続先発で1ゴール1アシストを記録していた鎌田。しかしチーム状況からベンチに座る機会が増加し、その後はゴールもアシストもないことからイタリアでは厳しい評価が続いている。以前には、マウリツィオ・サッリ監督もクオリティは評価しつつ、起用が難しいと認めていた。
そんな鎌田だが、1月のアジアカップに出場する日本代表メンバーからは外れることに。今回の招集外はイタリアでも大きく取り上げられていたが、『TUTTO mercato WEB』はラツィオでの今後について以下のように指摘している。
「ラツィオの補強は鎌田大地の将来を中心に回っている。鎌田のシーズン前半戦は失望に終わったが、アジアカップには招集されなかった。これまでとは大きく違う姿勢で2024年をスタートしたいと考えている」
「ルイス・アルベルトの負傷欠場により、鎌田には中盤のスペースが確保される。その結果、中盤のヒエラルキーを上げられるかもしれない。彼にとって、1月最初の数週間は重要になるだろう。そしてそれが、クラブの市場戦略を定義する。したがって、鎌田はある種新加入選手のようになる可能性がある」
なおイタリア『Il Messaggero』によると、ラツィオはルイス・ファーガソン(ボローニャ)、サムエレ・リッチ(トリノ)、ヤコポ・ファッツィーニ(エンポリ)をリストアップしていたという。しかしいずれの選手も高額な移籍金が必要となり、獲得は難航することが予想されているようだ。そのため、鎌田のパフォーマンスが重要になると伝えられている。


