チャンピオンズリーグ(CL)でのアトレティコ・マドリー戦を控えるラツィオについて、スペイン人著名記者アクセル・トーレス氏が分析している。
昨季セリエAを2位で終え、今季のCL出場を決めたラツィオ。今夏には鎌田大地やマテオ・ゲンドゥージらを補強して新シーズンに臨んだが、第3節で王者ナポリを2-1で下したものの、前節のユヴェントス戦(1-3)を含めてすでに3敗を喫しており、難しいシーズン序盤戦となっている。
そんな中でラツィオは19日、ホームにアトレティコを迎える。トーレス氏はスペイン『as』で「アトレティコ戦のタイミングは悪い。チーム内にはある種の悲観的な見方も広がっているだろう。ナポリ戦の名誉ある勝利で好転するかに思われたが、ユヴェントスに敗れたことで再び不安が広がっている」と指摘。スペイン強豪との試合は苦戦を強いられると予想した。
そして同氏はまた、近年絶対的な主力を務めていたセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチの退団に伴い、加入した鎌田とゲンドゥージについても自身の見解を示している。
「セルビア代表MFが4000万ユーロでサウジアラビアへ行ったことは、ラツィオにとってのビッグニュースだった。チームは彼の後任に多額の出資は行わなかったが、賢明に動いたと言えるだろう」
「フランクフルトとの契約を終えた日本代表の鎌田と、マルセイユからレンタルで来たゲンドゥージ。2人の優秀なMFを獲得することに成功した。今のところ、素晴らしいフィニッシャーである鎌田は、ナポリ戦のゴールをハイライトとして良いパフォーマンスを見せている。一方のゲンドゥージはパスの配給が長所であり、アトレティコ戦が初先発の可能性もあるだろう」




