日本代表DF吉田麻也が所属するサンプドリアが、ウォルヴァーハンプトンに所属するU-21イタリア代表主将のFWパトリック・クトローネの獲得に関心を示していると、イタリアメディア『スカイスポーツ』が19日、報じた。
クラウディオ・ラニエリの後任として、ロベルト・ダヴェルサが指揮官に就任したサンプドリア。今夏の移籍市場では、攻撃陣の若返りを目標としており、補強候補として元ミランの23歳クトローネの獲得が検討されている。
サンプドリアはすでに、選手の所有権を持つウォルヴァーハンプトンとの接触を開始。取引の条件を模索するため、問い合わせを行ったとみられる。ただ、クトローネの獲得は、サンプドリアがトップチームに所属するFW選手を放出した場合に限るとされている。
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クトローネは、ミランの下部組織出身の23歳。2017年5月のボローニャ戦でセリエAデビューを飾ると、ミランに2019年夏まで所属し、公式戦通算90試合に出場27ゴール8アシストを記録した。その後、プレミアリーグのウォルヴァーハンプトンへ移籍。フィオレンティーナへの1年間のレンタルをはさみ、28試合出場3ゴール4アシストの成績だった。今年1月には、出場機会を求めてバレンシアへローン移籍したが、出場はわずか7試合で無得点に終わっていた。U-21イタリア代表主将として臨んだU-21欧州選手権2021では、4試合に出場3ゴール1アシストをマークした。