キュラソー代表が初のワールドカップ本戦出場に近づいている。
カリブ海に浮かぶ島、オランダ領キュラソー。日本で最小面積の都道府県である香川県の面積にも満たない国土面積444平方メートル、人口約15万6000人の小国が2026年ワールドカップ北中米カリブ海予選で大躍動している。
2026年ワールドカップはカナダ、メキシコ、アメリカの北中米3カ国による開催で、北中米カリブ海サッカー連盟の加盟国からさらに3カ国が本戦出場権を獲得し、そしてさらに2カ国が大陸間プレーオフに進出する。そのため最大で8カ国にワールドカップ本戦に出場するチャンスがある。
そんなワールドカップ北中米カリブ海予選の2次予選から出場するキュラソーは、これを全勝で突破して3次予選に進出。そして、グループBに入った同国は、ワールドカップ出場経験のあるジャマイカやトリニダード・トバゴを抑えて現在首位に立つ。
13日に行われた第5節では敵地でバミューダと対戦。主将レアンドロ・バクーナのPK弾で先制すると、その後6得点をマークするゴールラッシュを見せたキュラソーが7-0でバミューダに完勝した。
この結果、キュラソーは勝ち点11で首位に立ち、2位ジャマイカと勝ち点1差で最終節を迎える。最終節は18日に行われるジャマイカとのアウェーゲームで、引き分け以上で終われば初のワールドカップ出場が決定する。
なお、『ESPN』によると、仮にキュラソーがワールドカップ本戦出場権を獲得すれば、2006年に初出場したトリニダード・トバゴや2018年のアイスランド、さらには先月に初出場を決めたやカーボベルデを凌ぐ、史上最小国でのワールドカップ出場となるようだ。
