現地時間13日、イングランド・プレミアリーグは第4節が行われ、鎌田大地の所属するクリスタル・パレスはホームのセルハースト・パークにサンダーランドを迎えた。
攻撃の要であるエゼをアーセナルに引き抜かれたクリスタル・パレスだが、守備の要であるグエイは紆余曲折ありながらも残留。開幕3試合を終えて1勝2分とまずまずのスタートを切っているが、迎えたサンダーランドも昇格組ながら2勝1敗とすでに6ポイントを稼いでいる。
代表帰りの鎌田だが、前節アシストを記録したアストン・ヴィラ戦に続き先発出場。新10番のピノと共に、1トップのマテタをサポートするシャドーを務めた。
立ち上がりこそサンダーランドの勢いに押される格好となったクリスタル・パレスだが、徐々に前線からの守備が機能し始め、シュートチャンスも作れるようになる。20分、高い位置でボールを奪ったピノがペナルティーエリア手前右からシュートを放つも、わずかにゴール左へと外れた。
さらに36分、鎌田のダイレクトパスに抜け出したピノがGKローフスと1対1になる決定機を迎えるも、ダイレクトで丁寧に狙ったシュートはゴール左へとわずかに外れる。絶好機を逃したピノは思わず両手で顔を覆いその場に倒れ込んだ。
後半も互いに無得点のまま試合が進み、49分にはペナルティーエリア左でサイドチェンジを受けたミッチェルの折り返しにマテタが滑り込むが、これはGKローフスがブロック。このこぼれ球をピノが押し込むが、再びローフスの体に当たってゴール上へと外れた。
69分、レルマに代わってデベニーが投入され、デベニーは2列目に入って鎌田はボランチの位置にポジションを下げた。すると72分、左サイドのロングスローのこぼれ球をペナルティーエリア手前左で拾った鎌田が、胸トラップから右足を振り抜く。強烈なシュートがゴール左隅を捉えたが、これはGKローフスが驚異的な反応ではじき出した。
さらに79分、ムニョスの右からの折り返しをゴール前のマテタが合わせる。決定機だったが、至近距離でコースを変えたシュートはGKローフスが左肩に当てて防いだ。
ゴールが欲しいクリスタル・パレスは84分、ピノに代えてウチェを投入。89分には左サイドからのFKのこぼれ球を拾って左から入れ直すと、ファーポストのウチェがこぼれ球をボレーで叩く。これはGKローフスがはじき返すと、ペナルティーエリア手前で拾った鎌田が右足で狙うも、枠を捉えた強烈なシュートはまたしてもGKローフスが反応しCKへと逃れた。
アディショナルタイムの4分間でもサンダーランドの守護神ローフスの牙城を崩すことは叶わず、ホームで勝ち点1を分け合う結果に終わった。
■試合結果
クリスタル・パレス 0-0 サンダーランド




