現地時間7日、イングランド・プレミアリーグは第15節が行われ、鎌田大地の所属するクリスタル・パレスはホームのセルハースト・パークにマンチェスター・シティを迎えた。
ここ3試合を1勝2分で乗り切り、5ポイントを手にしたクリスタル・パレス。3試合の出場停止が明けたばかりの鎌田はベンチスタートとなり、中盤はレルマとヒューズが組んで前線はマテタ、サール、エゼが務めた。
一方、6試合白星のなかったシティは前節ようやく勝利を挙げ、長いトンネルから抜け出したばかり。依然としてロドリを長期離脱で欠くものの、デ・ブライネ、ギュンドアン、ベルナルド・シルバの中盤を前節に続いて起用し、ハーランドのサポートにはサビオとマテウス・ヌネスが起用された。
復調したかと思われたシティだが、開始早々に失点を許す。4分、ヒューズのスルーパスに抜け出したムニョスがエリア内右から逆サイトネットに突き刺し、クリスタル・パレスが幸先よく先制する。
シティもすぐに反撃。7分、デ・ブライネのスルーパスに抜け出したハーランドが滑り込みながらシュートを放つと、飛び出したGKヘンダーソンが顔面ブロックで防いだ。
追いつきたいシティは23分、左クロスのこぼれ球をペナルティーエリア手前左のギュンドアンがダイレクトボレーで合わせる。これが右のポストを直撃し、こぼれ球を拾ったサビオが左足で押し込むもゴール左へと外してしまう。
守勢に回ったクリスタル・パレスだが、押し込まれる展開ではなく、逆にカウンターから追加点のチャンスも作り出す。しかしこれを決めきれずにいると、シティも黙ってはいない。30分、左サイドからM・ヌネスが右足で入れたクロスを、ゴール前のハーランドが頭で合わせる。これがゴール左へと吸い込まれ、シティが試合を振り出しに戻した。
1-1のまま迎えた後半。逆転したいシティがボールを保持して攻勢に出る中、56分にヒューズの右CKをゴール前のラクロワが頭で合わせ、クリスタル・パレスが再びリードを奪った。
またも追いかける格好となったシティだが、68分にデ・ブライネがギュンドアンとのパス交換からB・シルバにクサビのパスを入れると、エリア内右に出したラストパスを走り込んだリコ・ルイスが右足で豪快にゴール左へと沈め、シティが再び追いついた。
“らしい”パス交換から中央を崩し、追いついたシティが勢いに乗ってクリスタル・パレスを押し込んでいく。しかし84分にアクシデントが発生。左サイドからエリア内に切り込んだR・ルイスが、失ったボールを取り返そうと遅れてタックルに行ってしまい、2枚目のイエローカードで退場しシティは10人での戦いを余儀なくされる。
数的不利となったシティだが、デ・ブライネを下げて投入したのはグリーリッシュ。10人になっても逆転ゴールを狙いに行く姿勢を見せる。数的優位のクリスタル・パレスもアディショナルタイムの4分間でシティゴールに迫ったが、最後まで決勝ゴールは生まれず。互いに勝ち点1を分け合う結果に終わった。
■試合結果
クリスタル・パレス 2-2 マンチェスター・C
■得点者
クリスタル・パレス:ムニョス(4分)、ラクロワ(56分)
マンチェスター・C:ハーランド(30分)、R・ルイス(68分)




