Crystal Palace v Nottingham Forest - Premier LeagueGetty Images Sport

「恐喝、八百長、麻薬取引、汚職に関与してない!」パレスとフォレストの関係悪化…FAがバナーを調査へ

FA(イングランドサッカー協会)は、クリスタル・パレスのサポーターが掲示したバナーを調査するようだ。

パレスは24日、プレミアリーグ第2節でノッティンガム・フォレストと対戦。本拠地セルハースト・パーク開幕戦は37分にイスマイラ・サールのゴールで先制したものの、後半に失点して1-1で終えていた。

しかし、この試合でパレスサポーターのバナーが問題となっている。サポーターグループが陣取るローワー・ホームズデール・スタンドに掲げられたバナーには、N・フォレストのオーナーであるエヴァンジェロス・マリナキス氏に銃を突きつけられたモーガン・ギブス=ホワイトへ「マリナキス氏は恐喝、八百長、麻薬取引、汚職には一切関わっていない!」との吹き出しがつけられている。さらに、UEFAとN・フォレストのバッジがついたUEFA関係者とみられる人物、元少数株主のジョン・テクストル氏が扮したとされるピエロも描かれていた。

イギリス『スカイスポーツ』の中継では映されなかった今回のバナーだが、『The Athletic』によるとFAが調査を開始する模様。また、パレス側は声明で「バナーには侮辱的な発言や中傷、政治的または攻撃的なスローガンを含んではならず、何らかの形で不快と判断された場合には、バナーの掲示を拒否する権利を留保する」と発表している。

『The Athletic』は、パレスとN・フォレストの緊張関係はヨーロッパリーグ(EL)出場権に関する問題からだと指摘。昨季FAカップを制してEL出場権を獲得したパレスだが、マルチクラブオーナーシップの問題で出場権が剥奪されることに。CAS(スポーツ仲裁裁判所)に訴えるも認められず、カンファレンスリーグへと降格。そして代わりに、昨季プレミアリーグを7位で終えていたN・フォレストがELに出場することになった。

だがパレスのスティーブ・パリッシュ会長は、このEL出場権剥奪について「結果として昇格を望むものがいなければ問題にはならなかっただろう」とし、N・フォレストの関与を示唆。これをきっかけとして、両チームの対立が深まったとみられている。

なお、マリナキス氏はすべての疑惑に関する関与を否定している。

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