クロアチア代表MFイヴァン・ペリシッチは、主要大会での同国最多得点記録を更新したことに興味がないと主張した。
5日に行われたカタール・ワールドカップラウンド16でクロアチアは日本と対戦。前半終了間際に前田大然のゴールで日本がリードするも、55分にペリシッチが同点をマークする。その後試合は動かず、今大会最初のPK戦に突入すると、GKドミニク・リヴァコヴィッチが3本のシュートをセーブしてクロアチアが日本に勝利した。
この試合で1ゴールをマークしたペリシッチにとってこれがワールドカップ通算6ゴール目となり、クロアチアのレジェンドであるダヴォール・シューケル氏の記録に並ぶ。さらに、ワールドカップとEUROを合わせた得点数では10ゴールとなり、同国の得点記録を更新した。
ペリシッチは試合後に「僕個人の目標は重要ではない。一番のことは僕たちが勝ったことだ。ロシアの後、再び特別なことが起きた。ドイツとスペインを倒した良いチームが相手の難しい試合になるとわかっていた。僕たちは良いプレーをしたし、準々決勝進出にふさわしい」と言及し、記録更新に関しての考えを語った。
「前回大会のロシアで僕たちのキャラクターを示した。敗れた試合でも僕たちは諦めなかったし、勝利のキャラクターを示した。僕たちはエクセレントで強力なグループで、僕たち相手に戦うことは簡単なことではない」
「正直、この記録に興味はない。僕にとって大切な唯一のことはクロアチアの勝利だ。記録が僕を魅了することはない。もし僕が記録にこだわれば、ディフェンスのために後ろに下がったり、チームを助けたりはしないだろう」
また、ペリシッチは日本についても言及。「彼らは良く戦ったし、この結果にがっかりしている。試合後に彼らを称え、手を差し伸べ、励ますことは当然のことだ。これはフットボールの一部であり、人生の一部だ」と対戦相手への敬意を示した。
