ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに対する衝撃的なニュースに対して、否定の声明が伝えられた。
9月20日に行われたAFCチャンピオンズリーグ グループステージ第1戦で、イランのペルセポリスと対戦したアル・ナスル。C・ロナウドは首都テヘランに滞在中、身体障害のあるイランの女性画家であるファティマ・ハマミ氏と面会することに。足で絵を描くことのできるファティマ氏から、同選手のために特別に描いた絵を渡したいとのことだった。
イラン『シャルク・エムロズ』は、この面会について多くの弁護士がC・ロナウドを法的に訴えたと報道。同メディアが明らかにしたところによると、C・ロナウドが感謝としてファティマ氏とハグを交わしたことが問題だと指摘され、弁護士たちは彼女の体に触れたと非難。同行為はイランの法律では「姦通」(道徳や法にそむいた関係をもつこと。特に、既婚者が配偶者以外の異性と肉体関係をもつこと)に相当し、刑法で犯罪にあたるとのことだった。
同メディアはさらに、イランの司法当局は同件について、C・ロナウドに「鞭打ち99回」の判決を下し、同選手が再びイラン領内に入った時点で実施すると報じていた。
この報道を受けて、マドリードのイラン大使館が公式声明を発表。C・ロナウドの鞭打ち刑を否定している。
「我々は、イランにおけるいかなる国際的なスポーツ選手に対する判決も強く否定する。このような根拠のないニュースの公表が、抑圧されたパレスチナ国民に対する人道に対する罪や戦争犯罪に影を落とすことが懸念される」
「なお、クリスティアーノ・ロナウドは9月18日と19日にサッカーの公式戦に出場するためにイランを訪れ、国民と当局から非常に好意的に迎えられた。 ファティマ・ハマミとの誠実で人道的な出会いも、国民とイランのスポーツ当局の双方から称賛され、賞賛された」


