スコットランドで約2000人がEURO(ユーロ)2020に関連で新型コロナウイルスに感染したようだ。イギリス『スカイスポーツ』が伝えた。
ヨーロッパ各地で開催されるEURO2020。新型コロナウイルスが依然として猛威を振るう傍らで、スタジアムには収容人員こそ制限が設けられているものの多くのサポーターがスタジアムや公共の場に集結し、試合を観戦している。
そんな中、同メディアが伝えたところによると、1998年フランスワールドカップ以来23年ぶりとなる国際大会出場を果たしたスコットランドの公衆衛生庁の発表で、1991人がEURO2020に関係した形で新型コロナウイルスに感染。そのうちの3分の2が6月18日のイングランド対スコットランドを観戦しにロンドンに渡っていたようだ。
さらに、397名がウェンブリー・スタジアムに入場したファンで、55名がグラスゴー市内のファンゾーン(パブリックビューイングなどのイベント会場)に関連したもの、またハムデン・パークでのクロアチア戦、チェコ戦に関連した感染者がそれぞれ38人、37人確認された。
その他にも、試合を観戦するためにパブやホームパーティといった非公式の集まりで感染した例もあるようだ。EURO2020に関連したケースのうち、約4分の3に当たる1470件が20歳から39歳の年齢層で、その大半を男性が占めたと報告された。
なお、現在、イギリス全土で1日当たり2万人を超える新規新型コロナウイルス感染者が確認されている。
