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【動画】メッシ、5度目の決勝戦で悲願の代表初タイトル…!アルゼンチンがブラジル下し28年ぶりコパ・アメリカ制覇

コパ・アメリカ2021は10日に決勝戦が行われ、アルゼンチン代表とブラジル代表が対戦した。

大会開催直前に大混乱がありながらも、無事に決勝戦まで到達したコパ・アメリカ。フィナーレを飾るのは、歴代2位の優勝回数(14回)を誇るアルゼンチンと、前回大会王者ブラジル。南米を代表する2大国による“スーペル・クラシコ”となった。両国ともネイマールやメッシなど、現時点でのベストメンバーを採用している。

決勝戦らしく両者とも慎重に入った一戦は、チャンスは少ないが中盤で激しい争いが続く。次第にファウルは増えてきたもののファイナルサードでのプレーを許さず、一進一退の攻防が続く。

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すると22分、突如試合が動く。アルゼンチンは最終ライン付近からロングパスをDFラインの背後に送ると、ロディが処理しきれず。走り込んでいたディ・マリアが巧みトラップし、相手GKをあざ笑うかのようなループシュートを沈めた。緊迫していた展開の中、ワンプレーで状況が変わる。

試合が動いた後はややオープンな展開となり、メッシ、ネイマールもともにドリブルでビッグチャンスを作る。それでも両DF陣が奮闘し、やはり決定機の数は少ないまま。前半はアルゼンチンが1点をリードして折り返す。

劣勢のブラジルは、後半開始からフレッジに代えてフィルミーノを投入。攻撃的なカードを切って後半に臨む。52分にはリシャルリソンがネットを揺らしたが、オフサイドの判定でノーゴールに。それでも54分に再びリシャルリソンが決定機を迎えるなど、流れを掴んで攻勢をしかける。しかしネイマールを中心にチャンスは作るが、やはりビッグチャンスには至らない展開が続く。時計の針が進む中、チッチ監督はヴィニシウスなど次々に選手を入れ替え、勝負に出る。

試合終盤は1点がほしいブラジルが必死の攻撃をしかけ、アルゼンチンが耐える展開に。ブラジルは87分にバルボサのボレーが枠をとらえ、その後も猛攻を続けるが、アルゼンチン守備陣が跳ね返し続ける。逆に88分、メッシにこの試合最大のチャンスが訪れたが、相手GKの体制を崩しながらもボールをコントロールしきれなかった。

結局このまま試合は終了。前半のゴールを守りきったアルゼンチンが、ブラジルを1-0で下した。試合終了直後、多くの選手がメッシの下へ駆け寄り、主将を胴上げ。歓喜を分かち合った。この結果、アルゼンチンは1993年大会以来28年ぶりのコパ・アメリカ制覇。優勝回数でトップのウルグアイ(15回)に並んでいる。

これまでバルセロナでは個人賞を含めて数々のタイトルを獲得してきたが、代表キャリアではU-23アルゼンチン代表として北京五輪で金メダルを手にしているのみ。フル代表ではタイトルを手にしていなかったメッシ。そんな史上最高の選手の1人だが、34歳にして5度目の決勝戦で悲願の代表初タイトルを手にしている。

■試合結果
アルゼンチン 1-0 ブラジル

■得点者
アルゼンチン:ディ・マリア(22分)
ブラジル:なし

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