トッテナムのアントニオ・コンテ監督が会見で語ったコメントが物議を醸している。
今季プレミアリーグ28試合消化で勝ち点49を稼ぎ、4位につけるトッテナム。しかし2月以降はチャンピオンズリーグやFAカップでの敗退が決定するなど、不安定な状況に。さらに18日に行われたサウサンプトン戦では、2点リードの状況から追いつかれて3-3のドローに終わった。
最下位相手に勝ち点3を守りきれなかったトッテナムは、2試合消化の少ないニューカッスルと2ポイント差となっており、トップ4陥落の危機が迫っている。そんな中、コンテ監督はサウサンプトン戦後の会見で「自分勝手な選手がたくさんいる。チームというものが見えてこない」と発言。さらに「彼らはプレッシャーの中でプレーするのは嫌なんだ。そうすれば楽だからね。トッテナムは20年前からこうだ」と、クラブへ苦言を呈している。
そしてこの発言は、イングランドで大きな話題に。現役時代にリヴァプールで活躍し、現在解説業を務めるジェイミー・キャラガー氏はSNSで「コンテはこの代表ウィークで解任されたいと思っている。今夜それを実行すべきだ」とし、監督自身が解任を望んでいると予想した。また『GOAL』のアーセナル番記者チャールズ・ワッツも「コンテとスパースがこんな結末になるとは誰が予想した? ショックだ」と指揮官交代は避けられないと予想している。
さらに、1991年から2001年までトッテナムの会長職を務めたアラン・シュガー氏も「私の会長時代でも、スパーズの問題は選手たちの雰囲気や文化にあった。仲間意識や情熱もなく、チームとしてプレーしない。そして彼らは、『もっと選手が必要だ』と文句を言うだけだ。ある選手にこう言ったのを覚えている。『もっと選手が必要ということは、つまりお前はダメだから代えろってことか?』とね」とSNSに投稿した。
コンテ監督の今後も大きな注目を集めることになったトッテナム。インターナショナルウィーク明けの第29節では、エヴァートンと敵地で対戦する。