Antoine Griezmann Kylian Mbappe France 28062021Getty

コンテが分析する「優勝候補」フランス敗退の原因は?「王者たちの上質な個の力と…」

今シーズン限りでインテル指揮官を退任するアントニオ・コンテが、29日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、EURO(ユーロ)2020について自身の見解を示した。

コンテはまず、すでに準々決勝進出を決めているデンマークとチェコについて“大会のサプライズ”であると言及。持論を展開した。

「(フランスを敗退に追い込んだ)スイスの偉業は別として、本物のサプライズはチェコとデンマークだった。後者はクリスティアン・エリクセンがピッチで生死の境をさまよった悲劇的な瞬間、まるで錬金術のように素晴らしい組織力が生まれた。デンマークはみんなの応援するチームになり、軽やかな追い風が吹いた。しかし、おとぎ話はいつか現実に直面するものであり、どこまで勝ち進めるのかは分からない。それでも彼らの躍進はクリスティアンにとっても最高のプレゼントであるはずであり、デンマークが勝ち進むことを願っている」

続いてコンテは、16強でPK戦の末スイスに敗れたフランスや、5-3でクロアチアを退けたスペインについて見解を示した。

「フランスの敗退は、悪い意味で大会における最も大きなサプライズだ。クオリティの厚みからフランスを優勝候補の1つとして挙げていたが、王者たちの上質な個の力と守備における団結を結びつけることができなかったようだ。この守備面こそが、過去にあらゆるタイトルを獲得することを可能にしたのだ」

「スペインはクロアチアとのジェットコースターのような試合を制し、すべてを成し遂げることが可能であることを示した一方、相手に試合を引き戻されてしまったところもある。偉大な王者たちによるサイクルは終わりを迎え、ルイス・エンリケは若返りを進めている。時間がまだ必要だろう。それに、スペインは大会直前に新型コロナウイルスにも悩まされた」

■ベルギーは個の力や組織力に優れるが…

最後にコンテは、準々決勝でベルギーと対戦するイタリアについて分析した。

「グループステージの3連勝で十分期待できるクオリティであるとすぐさま感じた。オーストリア戦は厳しい試練となったが、困難の時に団結し、耐え抜く力があることを強く示した。苦労してつかんだ勝利は、簡単な勝利よりも役立つことがあるだろう。勝ち進むにつれてミスは一切許されなくなる。現代サッカーにおいては、トップアスリートから一般的な選手に至るまですべての選手が組織のために、力、スピード、持久力の3つのクオリティで貢献しなければならない」

「ベルギーは個の力だけでなく、組織力にも優れている。(ロメル)ルカクはたった1人で攻撃を担うことができるが、(ケヴィン)デ・ブライネや(エデン)アザールの出場次第でパワーバランスが変わる可能性もある。(ロベルト)マルティネスのことは尊敬しているが、ポルトガル戦での戦いぶりはしっくりこなかった。イタリアはサイド攻撃からベルギーを苦境に陥れることができるだろう。中盤での舵取りが重要になる」

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