元イタリア代表DFのフランチェスコ・ココ氏が、17日付のイタリア紙『イル・ジョルナーレ』のインタビューに応じ、古巣のミランやインテルについて語った。
現役時代にイタリア代表として2002年日韓ワールドカップに出場したほか、ミランやインテル、バルセロナなどでプレーした経験を持つココ氏。そんな元イタリア代表DFが古巣について見解を示した。ミランは近年、低迷が続いてきたが、今シーズンはここまで5勝2分で17ポイントを獲得。単独首位に立つ。
「正直、私はミランの好調を予想していた。昨シーズン終盤の流れや、プレシーズンが1カ月半しかなかったことを考えると好調ぶりは期待できた。ミランはロックダウン(都市封鎖)後、最もポイントを稼いだチームだった。適切なメンタリティに加えて自信も生まれ、チームは強くなった。11月半ばの時点で首位というのは、想定外だったかもしれないが、私はこのミランなら上位を争えると思っていたよ。ビッグクラブとも互角に戦っており、現在、首位であることに特別驚かない。チャンピオンズリーグ枠を獲得するのはユヴェントス、インテル、ナポリ、そしてミランだろう」
またココ氏は、チームをけん引する39歳のFWズラタン・イブラヒモヴィッチに賛辞を贈る。
「イブラに対する称賛の声はふさわしいものであると考える。サッカー選手を目指すすべての子供たちが研究すべき選手であるからね。セリエAベテラン勢の彼とクリスティアーノ・ロナウドは、模範とすべきだ。イブラヒモヴィッチの無私無欲のプロフェッショナルな姿勢や仕事に対する熱意は若者のお手本と言える」
続いてココ氏は、アントニオ・コンテ指揮下で本来の輝きを示すことができていないMFクリスティアン・エリクセンに言及。自身の見解を示した。
「エリクセンが実力を十分に発揮できていないのは、信頼を感じていないからだと考える。それから彼自身の自己評価も大きく影響するだろう。自分自身が重要な選手ではないと思い込んでしまう場合がある。彼はインテルの環境において信頼を感じていないのかもしれない。また彼について技術的に間違った判断が下された点もあるだろう」
▶セリエA観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
【関連記事】