FIFA(国際サッカー連盟)のグローバル開発責任者であるアーセン・ヴェンゲル氏は、ユルゲン・クロップ氏のコメントに反応している。
今大会から開催時期が4年に一度に変更、出場クラブも32チームまで増加するなど、大幅に刷新されたクラブワールドカップ。アメリカ開催の今大会は連日激しい戦いが繰り広げられると、すでに準決勝までの日程が終了。13日にチェルシー対パリ・サンジェルマンの決勝戦が予定されている。
しかしクラブW杯については批判も相次いでおり、記録的な猛暑や天候急変などの環境面の他、近年問題となっていた過密日程をさらに助長するものとして、選手や監督からは反対の声も上がっている。特に元リヴァプール指揮官クロップ氏は、「クラブW杯はサッカー史上最悪のアイデア。出場選手たちは肉体的にも精神的にも、本当の意味での回復は望めない」と酷評していた。
そんなクロップ氏の意見について、元アーセナル指揮官が反応。ニューヨークで行われた会見において、以下のように語っている。イギリス『スカイスポーツ』のカーヴェ・ソルヘコル記者が伝えた。
「誰もが自分の権利を持つ権利がある。私はユルゲン・クロップの意見には賛同できないよ。クラブW杯は必要だ。ここにいるクラブの100%が、もう一度参加したいと望んでいるんだ」
さらにヴェンゲル氏は、今大会のレベルが非常に高いこと、観客動員数も予想を大きく上回るものであったことも強調している。賛否両論上がる今回のクラブW杯だが、FIFA幹部は大きな手応えを感じているようだ。


