開幕が間近に迫るクラブワールドカップ(CWC)2025だが、チケットの売れ行きは苦戦を強いられているようだ。
2025年大会から大幅にレギュレーションが変更され、参加数が32クラブまで増加、6月14日から約1カ月間にわたってアメリカで開催される新生CWC。日本からは浦和レッズも参加する今大会は、現地時間14日のアル・アハリ vs インテル・マイアミの一戦で幕を開ける。
しかし『The Athletic』は先週の段階で、この開幕戦のチケットが数万枚も売れ残っていると報道。試合が行われるハードロック・スタジアムの収容人数は6万5326人だが、一部ではチケット販売数が2万枚未満とも指摘されている。これに対し、FIFA(国際サッカー連盟)は「(報道より)遥かに多い」と主張したものの、具体的な販売数は明らかにしていない。
そして『The Athletic』によると、開幕戦を間近に控える中、FIFAは提携するマイアミ・デイド・カレッジの学生に対してチケットを安価で提供することを伝えた模様。「CWC開幕戦のチケットを学生価格の20ドル(約2876円)で1枚購入すると、最大4枚まで無料チケットを贈呈する」とのメールを送ったようだ。応募にはマイアミ・デイド・カレッジのメールアドレスが必須だが、チケットを5枚確保できれば最低4ドル(約575円)でリオネル・メッシらのプレーを観戦することが可能になる。
なおFIFAは、CWCの一般発売チケットを需要に応じて価格が変動するダイナミック・プライシング・モデルで販売。チケット販売に利用する『Ticketmaster』では、先週火曜日の時点で開幕戦のチケット価格は55ドル(約7910円)まで下がっているという。これは5月時点の半額であり、抽選が行われた12月の349ドル(約5万210円)から大幅な値下げに。チケットの売上状況は芳しくないことが伺える。




