FIFAクラブワールドカップ(CWC)2025準決勝のチケット価格は、3日間で大幅に下落したようだ。
5日にまでに準々決勝が終了し、いよいよ決勝進出を目指すベスト4が出揃ったCWC。そして8日には、メットライフ・スタジアムでフルミネンセとチェルシーによる一戦が行われる。しかし、この試合のチケット価格がわずか3日間で大幅に値下げされているという。
『The Athletic』によると、FIFAは今大会のチケットについてダイナミックプライシングモデルを採用。販売サイト「Ticketmaster」での需要と供給のバランスなどを考慮し、リアルタイムで価格を変動させてきた。
そしてブラジルとイングランドの強豪による一戦は、2日には最も安い通常入場券が「473ドル(約68000円)」で販売されていたものの、5日には「13.40ドル(約1936円)」まで値下げされたようだ。この価格は、メットライフ・スタジアムで販売されているビール(14ドル)やチーズステーキ(15ドル)よりも安価であり、通常は高額となるローワー席も「44.60ドル(6443円)」まで値下げされたと伝えられている。
FIFAのチケット価格の大幅な値引きについて、『The Athletic』は「最大35倍の値段でチケットを購入していたファンに対し、払い戻しや割引は受け入れるのか」と問い合わせたが、具体的な回答はなかったとしている。同メディアは以前にも、FIFAがCWC開幕戦のチケットを提携する大学の学生に1枚20ドルで販売し、さらに1枚購入すれば4枚もの無料チケットを約束したことを報じていた。
なお『The Athletic』によると、FIFA側は来年行われるFIFAワールドカップでもダイナミックプライシングモデルを採用する予定であるようだ。




