チェルシーのトーマス・トゥヘル監督は、ロメル・ルカクを先発で起用しない理由を語った。
昨夏にクラブ史上最高額となる9800万ポンドでインテルからチェルシーに復帰したルカク。シーズン序盤こそ先発でプレーし、ゴールを奪っていた同選手だが、徐々に出番を減らすと、2022年に入ってからはチャンピオンズリーグやプレミアリーグでゴールを奪えていないなど不振に陥っている。
先日のレアル・マドリー戦やクリスタル・パレス戦でも決定機を外し、非難を浴びるルカクについて、トゥヘル監督はアーセナル戦前のプレスカンファレンスの中で「彼に刺激が必要だとは思わない。彼には1つの瞬間、1つのスパークが必要だ」と話し、最近の試合で同選手をスタートからプレーさせない理由を続けた。
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「カイ・ハヴェルツの最近のプレー時間やフィジカル面の負担からいっても、ロムがクリスタル・パレス戦で先発するのは通常時なら当然だ。しかし、彼にはケガがあったから、試合のためのフィットネスが十分ではなかった。彼を非難しているわけではなく、これが事実だ。今はリズムを必要とするシーズンの中で重要な時期だ」
「ブレントフォードやレアル・マドリーとの試合を見てもらえばいいが、勝てるチームに再びなるために我々がつぎ込まなければいけない努力が見て取れると思う。ロムはレアル・マドリー戦でゴールを決めるべきだったが、彼には運がなかった。彼がスタートからプレーする場合、我々には彼のフィジカルが必要だ。それでも、彼はいつだってオプションの1つだ」