チェルシーは、サウジアラビアのチームへ選手複数人を移籍させる考えのようだ。
今季は開幕から最後まで苦戦が続き、プレミアリーグを12位で終えて来季の欧州カップ戦出場権を逃したチェルシー。さらに過去2回の移籍市場で6億ポンド以上を選手獲得に投じたが、売却額は6000万ポンド未満となっており、UEFAのファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)規則に違反する可能性が伝えられてきた。
そして『デイリー・メール』のコリン・ミラー記者によると、チェルシーは今季の会計年度期限である6月30日までに余剰戦力を売却することに必死である模様。そしてエンゴロ・カンテ、ハキム・シイエシュ、エドゥアール・メンディ、カリドゥ・クリバリをサウジアラビアのクラブへ売却することを進めているようだ。
同氏によると、現ニューカッスルのオーナーでもあるPIF(サウジアラビアの公共投資基金『パブリック・インヴェスト・ファンド』)が過半数の株式を所有するサウジアラビアの主要4クラブ(アル・ナスル、アル・イテハド、アル・ヒラル、アル・アハリ)へと4選手を放出する考えであり、それぞれのクラブと交渉を続けているという。
また『BBC』など様々なメディアに寄稿するジェームス・ナルトン記者は、PIFはチェルシーのオーナーであるトッド・ベーリー氏の会社クリアレイク・キャピタルにも投資を行っていることを指摘。ベーリー氏は今月サウジアラビアを訪問しており、チームの余剰戦力をサウジアラビア勢に買い取ってもらうことを期待していると伝えている。
上記4選手のほか、ロメル・ルカクやピエール=エメリク・オーバメヤンらにもサウジアラビア移籍の可能性が伝えられていたチェルシー。30日までに大きな動きがあるかもしれない。
