イギリス『スカイスポーツ』の解説陣は、チェルシーの補強を批判している。
トッド・ベーリー氏が新オーナーに就任したチェルシー。すると昨夏にはラヒーム・スターリングらを獲得し、1月にはエンソ・フェルナンデスやジョアン・フェリックスら超大型補強を敢行。今季は移籍市場に約5億4000万ポンド(約870億円)を投資している。しかし、新たに招聘したグレアム・ポッター監督体制でも苦戦を強いられ、プレミアリーグ11位に転落した段階で同指揮官を解任した。
そんなチェルシーは4日、第8節延期分でリヴァプールと対戦。ブルーノ・サルトール暫定監督の下で強豪と対戦したが、スコアレスドローに終わった。そしてこの試合で解説を務めたジェイミー・キャラガー氏は、ストライカーを補強するべきだったと非難している。
「(この試合では)彼らには多くのチャンスがあった。6億ポンドを使ったのにまだストライカーがいないなんて、信じられないよ。リヴァプール相手のパフォーマンスは良かったが、2-0で勝つチャンスはいくらでもあったはずだ」
また同じく解説を務めたギャリー・ネヴィル氏も、チーム内にゴールを奪う選手がいないと語っている。
「チェルシーの方が遥かに良かった。だが、彼らがセンターフォワードの不在によって苦しみ続けているのはよく知られた話だろう。補強してもセンターフォワードがいないし、『ゴールが自分の仕事』と信じている選手もいない。ゴールを喜びと感じる選手はいるが、そのために懸命に働く選手がいないんだ」
リヴァプールと引き分けに終わったチェルシーは、勝ち点39で11位となっている。




