tottenham220815(C)Getty Images

チェルシー、終了間際に被弾…トッテナムが土壇場で追いつき勝ち点1を分け合う

現地時間14日、イングランド・プレミアリーグは第2節が行われ、チェルシーがホームのスタンフォード・ブリッジにトッテナムを迎えた。

開幕2試合目にして訪れたビッグロンドン・ダービー。どちらも開幕戦で勝利しており、互いに連勝を懸けて臨んだこの一戦で、立ち上がりからホームのチェルシーがボールを保持する展開となる。

開幕戦と同じメンバーで臨んだトッテナムに対し、チェルシーは開幕戦からアスピリクエタとチルウェルに代わってロフタス=チークとククレジャを先発起用。チェルシーは選手間の距離がよく、左右にボールを揺さぶりながらトッテナムを自陣に釘付けにする。

迎えた20分、ククレジャの左CKをファーサイドでフリーとなっていたクリバリがダイレクトボレーで捉えると、これがゴール右へと決まってチェルシーが先制する。

新戦力2人のコンビで先制したチェルシーに対し、トッテナムはソン・フンミンとケインまでボールを運ぶことができず、カウンターすらままならない状況が続く。

チアゴ・シウヴァとクリバリを擁するチェルシー守備陣を前にほとんど何もさせてもらえないまま前半を終えたトッテナムは後半、立ち上がりにチャンスを作る。48分、ケインの浮き球パスに抜け出したソン・フンミンがエリア内左からシュートを放つが、これは体勢を崩してしまいGKメンディがセーブした。

追いつきたいトッテナムは57分、セセニョンを下げてリシャーリソンを投入。すると61分、オフサイドギリギリで抜け出したケインが決定機を迎えるが、右足でのシュートはゴール左へと外してしまう。

68分、チェルシーゴール前でジョルジーニョからボールを奪い返し、ベン・デイヴィスのポストプレーからペナルティーエリア手前のホイビュアが右足で放ったシュートがゴール左へと決まり、トッテナムが同点に追いつく。

喜びを爆発させるトッテナムベンチだが、チェルシーのトゥヘル監督がこれに激高し両軍ベンチがヒートアップ。というのも失点に至る大元の場面で、突破を図ったハヴァーツがベンタンクールに倒されるも笛は鳴らず、そこからトッテナムがカウンターを始めたため、ハヴァーツとチェルシーベンチが猛抗議。しかしゴールの判定は覆らず、試合は振り出しに戻った

追いつかれたチェルシーは73分、ジョルジーニョに代えてアスピリクエタを投入しシステムを変更。すると迎えた77分、左サイドでクリバリがボールを奪い、カンテのクサビのパスをペナルティーエリア手前で受けたスターリングがエリア内右にラストパス。走り込んだR・ジェイムズがゴール左へと流し込み、チェルシーが再び勝ち越しに成功する。

チェルシーは85分にカンテがハムストリングを痛めたため、ギャラガーと交代。同じタイミングでスターリングに代えてプリシッチを投入し、逃げ切りを図る。

トッテナムはルーカス・モウラ、ビスマ、ペリシッチを投入して再びの同点ゴールを狙う。すると迎えたアディショナルタイム、右CKをニアサイドのケインが浅めに当てたヘディングがゴール左へと決まり、土壇場でトッテナムが再び同点に追いついた。

ほどなくして試合は終了し、互いに開幕2連勝を飾ることは叶わず、勝ち点1を分け合う結果に終わった。

■試合結果

チェルシー 2-2 トッテナム

■得点者

チェルシー:クリバリ(20分)、R・ジェイムズ(77分)

トッテナム:ホイビュア(68分)、ケイン(90+6分)

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