現地時間7日、イングランド・プレミアリーグは第8節が行われ、チェルシーはホームのスタンフォードブリッジにシェフィールド・ユナイテッドを迎えた。
チャンピオンズリーグを含めて公式戦5試合連続クリーンシート中のチェルシーだが、公式戦4連勝が懸かったこの一戦を前にハヴェルツがコロナ陽性により離脱。前線は中央にエイブラハム、左にヴェルナー、右にジヤシュという構成で臨んだ。
無失点の続いていたチェルシーだったが、9分に先制を許してしまう。右のショートコーナーから、バルドックの折り返しをベルゲが押し込むと、これをゴール前でヒールで合わせてコースを変えたのはマクゴールドリック。GKメンディも反応しきれず、チェルシーが久々の失点を喫することとなった。
チェルシーの反撃は23分、ロングパスをエリア内右に流れて受けたコヴァチッチの折り返しを、エイブラハムがボレーで叩きつける。これがゴール左へと決まり、チェルシーが同点に追いつく。
これで勢いを取り戻したチェルシーは31分、右サイドからのFKをジヤシュが直接ゴールへと向かうキックで狙うと、GKがはじいたこぼれ球をヴェルナーが詰めるもクロスバーを叩く。
さらに34分、ショートコーナーからジヤシュのゴールへと向かうクロスをファーポストに走り込んだチルウェルが角度のない位置から押し込み、チェルシーが逆転に成功する。
チェルシーが1点をリードして迎えた後半、開始早々にロングパスに抜け出したコヴァチッチが決定機を迎えるも、GKの手前でDFがブロックしCKへと逃れる。
77分、ペナルティーエリア右からのFKをジヤシュがゴール前に送ると、GKの手前に飛び込んできたチアゴ・シウバが頭で合わせ、チェルシーが3-1と突き放す。
さらにその直後、自陣でボールを奪うと、ジヤシュが前線にロングパス。抜け出したヴェルナーが決定機を迎えるが、ループシュートはゴール右へとわずかに外れる。
それでも80分、中盤での競り合いの中で自陣に戻したボールがヴェルナーへの絶好のスルーパスとなり、今度はきっちりと決めて4点目。ここまで後半シュートのないシェフィールドは意地を見せたいものの、後半はチェルシーが攻守において圧倒しており、攻撃から守備への切り替えも速い。
アディショナルタイムの3分間もシェフィールドにチャンスを与えず、試合を終わらせたチェルシーが公式戦4連勝を飾った。
■試合結果
チェルシー 4-1 シェフィールド
■得点者
チェルシー：エイブラハム（23分）、チルウェル（34分）、T・シウバ（77分）、ヴェルナー（80分）
シェフィールド：マクゴールドリック（9分）
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