Mauricio Pochettino 2023Getty

早くも4敗のチェルシー、低迷した昨季より苦しいスタートに…現地記者「厳しい現実では監督が責任を負う」

プレミアリーグ開幕から苦戦の続くチェルシーについて、『The Athletic』が分析している。

昨季は超大型補強を敢行するも2度の監督交代を決断するなど苦しみ続け、12位で終えたチェルシー。挽回を期する今季はマウリシオ・ポチェッティーノ監督を招聘し、さらなる大型補強を行ったが、開幕10試合で早くも4敗を喫し(3勝3分け)、勝ち点12で11位に沈んでいる。

ポチェッティーノ監督は就任会見で、「サッカーに忍耐はない。チェルシーでは初日から成果を上げなければならない」と語っていた。しかし『The Athletic』のサイモン・ジョンソン記者は、最近のコメントと比較して「明るいレトリックはトーンダウンしてきた。楽観的見解から現実的な見解に変わっていった。課題の大きさや仕事の難しさが見えてきたのではないだろうか」とし、以下のように指摘した。

「順位を上げるのに苦戦するこの数週間、ポチェッティーノの口調は変わった。ケガや不運、チームの若さや守備のミス、決定力不足について一貫して話している。すべて正当な指摘だが、この夏のスローガンである『今を勝て、言い訳はしない』とは程遠い」

「ブレントフォード戦の敗戦後(0-2)、ポチェッティーノは自分の思い通りについて進まなかったことについて話し続けた。その不満は理解できる。開始25分で勝利を確実にするプレーを見せ、チャンスは十分にあった。だが、攻撃が停滞させられるにつれ、アイディアはますます枯渇していった」

そして同メディアは、ブレントフォード戦は2023年に入ってからチェルシーにとって14回目の無得点試合だったとし、プレミアリーグにおけるクラブワースト記録だと紹介。「7月に就任したばかりのポチェッティーノは、その一部しか精査できない」としつつも、厳しい現実があると分析している。

「最高レベルのサッカーにおける厳しい現実では、監督は責任を負わなければならない。今季ホームではルートン・タウンに勝ったのみで、6試合で勝ち点5と悲惨な成績を残している。試合終了後、ファンからブーイングが起きたのも不思議ではない」

「肉眼では、チェルシーは以前よりも良いサッカーをしているかもしれない。だが、これはあまり意味のあることではない。彼らには結果が重要である。だが、昨季よりも悪いスタートだ。昨季は開幕10試合で勝ち点20を獲得し、4位に位置していた。しかし今季はそれよりも8ポイント少なく、ボトムハーフに位置しているという事実は、大きな懸念材料になるかもしれない」

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